2021年7月26日月曜日

ワンス・アポン・ア・タイム S5第23話(シーズン最終話)

ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5第23話

An Untold Story(語られなかった物語)
2016年5月15日放送(アメリカ)

シーズン5・第22話からの続き。

これを書いてる2021年7月末、(関係ないけど)とうとう東京オリンピックが始まりました。開会式をちょっと見ただけで、競技はぜんぜん見てませんが。



*以下、ネタばれ全開、感想まじりのあらすじ*




「語られなかった物語」の世界


ジキル博士は寝ているプールからオリの鍵をうばい、ゼリーナたちを解放して「直した杖を監督者に奪われてしまったが、取り返す方法はある」と、みんなを連れ出します。

外には、さまざまな世界から、いろいろな事情をかかえて逃げ込んできた「難民」が集まっていました。ここは「語られなかった物語の世界」と呼ばれているんだとか。

ジキル博士が、前に住んでいたアパートで「善と悪を分離させる」薬を完成させると、あとをつけてきていたプールが入ってきて、ジキルにむりやり青い薬を飲ませ、変身させてしまいます。

それを見て、スノウとデイビッドは「ジキル博士とハイド氏」だと気づきますが、ゼリーナとフックは意味がわかりません。

(なぜスノウとデイビッドは知ってたんだろ?この2人はストーリーブルックでふつうの生活をしてたから?デイビッドはずっと意識を失ってた気がするけど😅)

ハイド氏がジキル博士のつくった薬を自分に注射すると、ジキルがハイドから分かれて別々の人間になるのですが、そこはちょっとホラー。気持ち悪い💦

フックたちはジキル博士を殺そうとするハイドとプールを撃退して逃げます。


ニューヨーク


図書館を出たヘンリーとヴァイオレットは、まうえに紫色の暗雲がたてこめ、稲妻が光る建物を見て、「おじいちゃんはあそこだ」と確信。

レジーナとエマも別の場所から同じ暗雲を見て、同じ結論にいたっていましたが、そのときエマにグラニーからメールが来て、ストーリーブルックの家族がポータルに吸い込まれてしまったことを知ります。

どの世界かは不明、「魔法使いの杖」でどこかに行ってしまった、ということしかわかりません。
(ここで「ゼリーナの持ってるのは魔法使い=マーリンの杖だったのか!」と気付きました💦 ぜんぜん覚えてなかった😅ので自分のブログを検索したら、S5第1話にありました→こちら)。

魔法を取り戻すため、レジーナはゴールドの部屋をノック。

「ベルを目覚めさせるために、一番弟子の手を借りたくない?」と持ちかけますが、「それは今のきみじゃないだろう」と断られます。

「(一番弟子である)『悪い女王』をオモテに出す、と言ったら?ゼリーナが魔法使いの杖でどこか別の世界に閉じ込められてるから、助け出したいの」と食い下がるレジーナは、部屋に入れてもらうことに成功。

レジーナの話から、ベル(の入ったパンドラの箱)はゼリーナと同じ世界に行ってしまったにちがいない、とゴールド。

ふたりが話しているあいだにエマがこっそり入りこんでクリスタルを盗もうとしますが、ゴールドには最初からふたりのたくらみはお見通し。ゼリーナ(=ベル)の居場所をさがすため、レジーナの髪の毛がほしくて話に乗ったフリをしていたらしい。

それを手に入れた今、「もうきみたちに用はない」と、ゴールドが炎を出したところにヘンリーとヴァイオレットが入ってきて止めます。

ヘンリーが図書館で見つけたキャメロットの聖杯をクリスタルに向けると、青い稲妻が出て、とうとう魔法を破壊してしまいました(意外とあっさりできましたね)。

ゴールドは「ベルと、きみの家族を助けられなくなってしまったじゃないか」と怒りますが、ヘンリーは「ぼくのせいじゃない、おじいちゃんのせいだ」と逆ギレしてホテルを出て行きます。

魔法がなくなったストーリーブルックがどうなったのか心配するレジーナに、ゴールドは「28年間も魔法なしでやってきたんだから、大丈夫だろ」とアッサリ。こわれてしまうとほのめかしたのは、ヘンリーを見つけさせるためのウソだったらしい。

(ストーリーブルックで住人が魔法を使うことができなかったのは確かだけど、そもそも28年ものあいだ、時が止まったかのようにだれも歳を取らず、同じことの繰り返しを続けていた、っていうのは、街全体に魔法がかかってたことの証明ではないかと思うのだけど。あれは「のろい」であって魔法ではないのかな?😅)

ゴールドは、この世界で今も魔法を持ってるかもしれない人に会いに行くことにして、レジーナはゴールドのお目付け役として同行、エマはヘンリーを追うことに。


中華街


道中、ゴールドが興味深い話をレジーナにします。

ゴールドもかつては、息子のため、ベルのために、心のすみに闇を追いやっておけると思っていたが、闇が好きだからダメだった。光と同じように、闇も自分の一部なんだ、どちらか一方ではないんだと。

ようするに、光と闇はひとりの人間の中に同時に存在できるってことですね。

「わたしは闇は好きじゃないから」とレジーナは反論しますが、ゴールドは「心の奥底では、『悪い女王』こそがきみなんだ。『悪い女王』を閉じ込めておけばおくほど、きみは苦しむだろう」と指摘。


中華街にいたのは、シーズン2・第18話に登場してタマラに殺されたと思ってた「ドラゴン」でした!

この人↑(S2E18より)

よかった、死んでなかった(笑)。あのときはあっけなくタマラにやられてしまったように見えて「ドラゴン、よわっ!」と書いてました😅

ドラゴンは、「あなたが心の奥で光と闇の戦いをしているのがわかる」と、レジーナのことは喜んで助ける、と協力を申し出ます。

エマやヘンリーも集まったところで、ドラゴンは力をふりしぼってゼリーナたちのいる世界へのポータルを開こうとしますが、残念、力およばず。

ドラゴンは、ヘンリーがストーリーブルックの魔法を破壊したからと言って、この世界の魔法がまるっきり残っていないわけではない、「見る気があれば、どこにでも魔法はあるんだ」と言います。

エマもはっとしたように「むかし、友だちに似たようなことを言われたことがある」と言うと、ドラゴンは「オーガストだね。魔法を見つけたければ、オーガストがきみに教えたことを思い出すんだ」とにっこり。

エマが「信じなければいけない」と気づくと、ヘンリーは「方法がわかった」と、噴水広場へ。


信じれば願いはかなう


コインを投げると願いがかなう噴水のところで、ヘンリーは、以前エマと2人でニューヨークに住んでいた頃のことを話します。

エマがさみしがっているため、ヘンリーは家族がいっしょになれますように、とここで願い、数日後にフックがやってきて(S3第11話)、ストーリーブルックに戻り、家族いっしょになったのです(S3第12話)。

あれが魔法だったんだよ!と、ヘンリーはコインをみんなに配り、いっしょに噴水に投げ入れて「みんなといっしょになれるように」と願います。

ヘンリーはさらに、「みんなの協力が必要だ、力を貸して欲しい」と、その場にいる人たちに呼びかけ、居合わせた通りがかりの人々がコインを投げ入れると、クリスタルが輝き始めるのでした。

そのころ、「語られなかった物語」の世界でハイドと対決、危機一髪のみんなのところにコインがばらばらと降り始めます。

同時にニューヨークの噴水に水柱が立ち、ポータルがつながりました!

水柱からゼリーナたちが出てくるのを目撃した通りがかりの人たちは、まさか魔法だとは思わず、大道芸か手品の一種だと思ってか、拍手して大喜び。

エマは「みんな、一瞬だけど信じたのよ。あなたはみんなを信じさせることができたんだわ」と誇らしげです。


一方ランプルは、ポータルを通って逆に向こうがわに渡っていました!もちろんベル入りの箱を取り返すため。ランプルに首を絞められたハイド氏は、苦しまぎれに「ベルを起こすための情報がある」と、取り引きを持ちかけます。


レジーナと「悪い女王」


ジキル博士もポータルを通ってニューヨークに渡り、新しい生活が始められると喜んでいたころ、レジーナはみんなから離れ、屋上のパティオでひとり、たそがれていました。

励ましに来たスノウに、レジーナは「じつはさっき、『悪い女王』がいなくなるように、っていうお願いもしたのよ。意味ないわね」と切なそう。

するとスノウは、「その願いはかなうかもしれないわ。もう一回分、残ってるって言ってた」と、ハイドとジキルを分離させた、例の薬を取り出します。(なんでスノウが持ってるの?(゜o゜;))

「ジキル博士は、分離したとき、ちょっと混乱する瞬間があるって言ってた。そのとき『悪い女王』は魔法が使えないから、ためらわずにその瞬間をねらうしかない」って…

つまり、『悪い女王』をレジーナから分離させて、殺してしまえってことだよね?(^o^;

ていうかレジーナと悪い女王って、ジキルとハイドみたいにきっぱり人格が分かれてるの???(このへんがおとぎ話よね(・Θ・;))

レジーナもその気になって、その場でスノウがレジーナに注射!
(決断、はやっ😱)

苦しむレジーナから、女王のドレスに身を包んだ『悪い女王』が出てきて、レジーナはすこしためらうものの、女王の心臓を取り出し「ごめんなさい」と言いながら握りつぶしてしまいます。

女王はその場でこなごなに😱😱😱

(ていうか人殺し?してる時点で「悪」じゃないの??)


ストーリーブルック


ストーリーブルックに戻ってくると、その場でヴァイオレットは衝撃告白。

「パパはキャメロットに戻らなかったの。パパはこの世界の出身だから、キャメロットでは居心地がよくなかったんだって。わたしもここが好き」

つまりヴァイオレットはここに残るってこと?とわかったとき、ヘンリーはキス!

「ミックス・テープ作戦は成功ってことね」と言うレジーナに、ヘンリーは「いや、まだこのクリスタルにテザーされてる魔法を元に戻さないと」と取り出します。

そこに別の車で戻ってきたフックに、エマが「愛してる」と言って熱い抱擁。こっちはめでたしめでたし。

クリスタルの魔法を解放してクリスタルが消えてしまうと、レジーナは晴れ晴れとした表情。これでレジーナもハッピーエンド、眠ったままのベル以外はすべて丸くおさまった、と思うところですが、そうはいかないのが『ワンス・アポン・ア・タイム』。

「魔法なしでここに閉じ込められるのは耐えられなかっただろうから、戻してくれてありがとう」と、ハイド氏が唐突に登場するのです😱

「どうやってここに来た?」と驚くヘンリーと「ゴールドと何か取引したんでしょ」と察するレジーナ。

「そうだ、ある情報とストーリーブルックを交換したんだ。友人を何人か連れてきた。世界中の忘れ去られた物語が語られる土地をさがしていたが、ここで実現できる」と言うハイドに、レジーナは「あなたの物語がどう終わるのか知ってるわ。あなたは負けるのよ」と言い返します。

「そうかな?闇というものは、簡単には消せないものだよ」とハイドはニヤリ。

どーでもいいけど、ハイドの血走った目が気持ち悪すぎて、このキャラ大きらいなんです。見たくない!!!


ニューヨークの中華街


こなごなになったはずの『悪い女王』がドラゴンの前に現れ、ドラゴンの心臓をくりぬいて「女王様のお帰りよ」とニヤリ。

なんでドラゴンのところに現れたんだろうね?ていうか心臓つぶされたのになんで生きてるんだろうか?というところでシーズン5は終わりです。

ていうか、悪い女王が独り立ちするから、さんざんレジーナの「うちなる悪い女王」の話をしてたのね。


シーズン6・第1話に続く。
(放映当時に書いたざっくり感想↓)


2021年7月26日(月)午後1時になるところ

*いったん現在の日付で公開したあと、あとで公開日を変えます


<各シーズンもくじ>

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