2018年1月5日金曜日

ワンス・アポン・ア・タイム S7第9話〜ランプルはランプルだった (1)

シーズン7第8話の続き

Once Upon a Time

S7E9 "One Little Tear"

Air date: December 8, 2017

これじゃよくわからないけどランタンが空を舞ってます↑

うぉぉぉ、今回もどんどんあらたな展開があっておもしろかったーーー。

次々と「この人は●●だった」「あの人が○○なのは●●だから」など意外な事実が明らかにされていくおもしろさは、まるでシーズン1みたい。

今回とくに、ウィーバー/ランプルの考えていることが少しわかったのがよかったです。

早く先を観たい一方、今回ちょこちょこメモりながら見てたのでまた長くなってしまい、ふたつに分けました。


以下、ネタバレ満載のあらすじと感想

※順番を少し入れ替えていますが、今回はストーリーの流れ上、なるべくもとのままにしているため、あちこち話が飛びます(苦笑)。わかりやすくなるかなと思ってフォントを変えてみますが、スマホだと表示されないかな…?



過去の別の世界


ラプンツェルは夫と娘たちのために食べ物を調達しようと庭園に入り込み、そこで庭の主ゴーテルに見つかってしまいます。

「家族を助けるためならなんでもします」と言うラプンツェルを、ゴーテルは「取り引き成立ね」と塔に閉じ込めてしまうのでした。

てっきり塔から逃げ出したあと結婚して子どもができて…っていう話だと思ったら、とらわれの身になった時点ですでに家庭持ちだったんですね。

というわけですでにオリジナルの話とは設定がちがいますが、さらに驚くことに、塔から出られないと聞いたラプンツェルが窓から叫ぶ家族の名前が…

「マーカス!」

「アナスタシア!ドリゼラ!」



…えっΣ(゚∇゚*)!! 


アナスタシアとドリゼラの母親はトレメインじゃないの?!(?_?) と混乱しましたが、あとでわかったんだけどトレメインというのはマーカスの苗字なんだそう。ラプンツェルはファーストネームということですね。なるほど。



現在のシアトル


(「あれ、シアトルって言葉は使われてなかったかも」とちらっと思ってましたが、警察署の名前もシアトル警察だった!)

オレンジ色の囚人服に身を包んだ母親に会いに来たアイビー(Netflix の『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の話をするのがちょっとウケる)、アナスタシアの居場所を聞き出そうとしますが、ビクトリアは教えません。

このときもアイビーのようすを見る限り、中身は母の愛情に飢えている子どもなんだなあという気がします。

余談ですが、アイビー役の女優さん、上手だなあと思ってたら、去年6月で終わったドラマ『REIGN/クイーン・メアリー』の主役をはってたんですね。前から観たいと思ってたドラマだけど、これでますます興味がわきました。


面会を終えたあと、ウィーバーがビクトリアを留置場だか刑務所だかに返そうとすると「アイビーとの面会に応じたのはあなたと話したかったからよ。娘を起こすためにあなたの力が必要なの」と助けを求めます。「アイビーじゃなくてアナスタシアのほうね」

表情を変えないウィーバーに、「ここには私たちしかいないのよ(だから腹を割って話そうという意味?)。ゴーテルが塔から出てしまったのに心配じゃないフリをする必要はないでしょ?」と身を乗り出し、声をひそめて言います。

やはりビクトリアもウィーバー=ランプルだとわかっているんですね。



「そんなナンセンスをわたしが理解するのが当然であるかのごとく言うね」と呆れぎみのランプルに「じゃあ私の言うことがわかったら教えてちょうだい。離ればなれになってしまっているあなたの愛する人や、とりのぞけないでいるダガーや…」

と、ダガーのことを口にしたとたん、ランプルの顔色が変わり、話をさえぎって「立て」と命令。

ビクトリアは立ち上がりながら「ガーディアンの捜索はどうなってるの?私はあなたのほしい情報をぜんぶ持ってるわ。今日あなたが助けてくれたら教えてあげるわよ。…ランプルスティルツキン

その名前、出しちゃった!!!

するとウィーバーの表情がまた変わり、手錠を自分の腰に戻して「取り引き成立だな…ラプンツェル」と耳元で言うのです!!!

Σ(゚∇゚*)!! ←最近この顔多い

ラプンツェルの場面が出た直後だったので、もしや?とは思ったけど、でもビクトリアはトレメインだし、と思い直してたというのに。

てことは

ラプンツェル=トレメイン=ビクトリア

なの?

トレメインもビクトリアも悪党だった気がしたけど…どういうこと???

てか、とうとうランプルも認めちゃったよ!
やっぱり自覚してた!!!(*^○^*)

***

ビクトリアが警察から出てきたのを見てロジャーズは怒りますが、ウィーバーランプル(目が覚めてることがハッキリしたのでこれからはランプルと書きます)は「令状を取らなかったからな」とロジャーズのせいにします。

「あんた、引き換えに何か手に入れたんだろう。言わないならおれが自分で調べてやる」と息巻くロジャーズを「やめておいたほうがいい」とかわしてビクトリアといっしょに出かけます。

「じゃ、アナスタシアはどこなんだ」と聞くランプルに「娘を起こすための手段をまずは手に入れてからじゃないと」と、いくつか先に行くところがある、と、まず立ち寄ったのがジャシンダのアパート。

「刑務所に入っているときにルーシーの幸せが最優先だと気づいた」と、親権を完全にあきらめ、ルーシーのものをここに送ることにした、と言います。

「このお人形はなかでもお気に入りみたいだから」と、まずは人形ひとつ持ってきて渡すビクトリアに、まだ半信半疑のようすのジャシンダは「なんて言っていいかわからないわ」としか言えません。

「私にはわかるわ。家族って、たたかう価値があるものだから、あなたが絶対あきらめなかったことを誇りに思うわ」とにっこり。どうやら本気で言ってるみたい…?


過去の別の世界


ラプンツェルは長いあいだ閉じ込められていたので異様に伸びた髪をロープ代わりにして塔から降りることに成功。窓から見えたランタンを目印に、家族のもとへと急ぎます。

(冒頭、離ればなれになる前、食べ物を取りに庭園に入るときに「ランタンが目印よ」と娘たちに話していたんですね)

ランタンを空に飛ばしていたアナスタシアは、「これが目印になってお母さんが戻って来られるかも」と希望に満ちているのですが、ドリゼラはそれとは対照的に「もう6年も経つのよ」と完全にあきらめてるっぽい。

そこにラプンツェルが!

しかし、大喜びのアナスタシアと抱き合う母を、ドリゼラは抱きつこうともせずじっと見つめるだけ。

家からマーカスも出てきますが、ラプンツェルが死んだと思い込み、すでにシシリアという女性と再婚して連れ子もいました。その連れ子がエラ(シンデレラ)です。

(つまり、エラの母親シシリアが8話で「継父と自分を捨てて出て行ってしまった」と思い込んでいたけど、じつは心臓にのろいがかけられていたため家族を守るために出て行ったのだとわかった、その人だったってことです。ややこしいなあ…)

けっきょくマーカスたちの住む母屋の離れに住むことになったらしいラプンツェルですが、自分が去ったときまだほんの小さな子どもだったドリゼラはなかなかなついてくれません。

そこにゴーテルが現れ、「おまえは家族の幸せのために自分を犠牲にしたことにより、純粋さを証明した。自分の幸せのためにほかの人の幸せを犠牲にするかどうか知りたい」と言ってワンダーランドで見つけたこのきのこを渡し、「これをしぼってシシリアの飲み物に入れれば、家族はもう一度おまえのものになる」とそそのかします。

「何の罪もないシシリアを傷つけたりしないわ」と、ラプンツェルはきのこを暖炉に投げ入れてしまいますが、ゴーテルは「気が変わったときのために」と新たにきのこを出して消えます。





現在のシアトル


ニックに書類を確かめてもらい、「ルーシーは自分のものになった」と保証されたジャシンダは大喜びしてニックに抱きつき、ふたりはキス!

しかし、すぐにジャシンダはニックから離れます。

「サインを読みちがえちゃったかな」ときまり悪げなニックに「あなたのせいじゃないの。ルーシーとこれからも関係を築いてほしいし」とジャシンダがあわてて言うと「ぼくもだよ」とうれしそうに答え、それからジャシンダの気持ちをくんで去って行きます。

ニック、いいやつじゃん…ジャシンダ、ニックでもいいんじゃないの?なんてね。


ロジャーズの捜査


ウィーバー専用の部屋?でフックを見つけるロジャーズ。ウィーバーのファイル(?)にはビクトリアだけでなくアイビー、殺された入れ墨の男、ロジャーズ、サビーンなどのファイルがありました。「ウィーバー、いったい何をしてるんだ」と、ますます不審感をつのらせるのでした…。

その後、サビーンのところへ「クラックス(フライドチキンの店)の火事の件で」聞き込みに行くロジャーズは、ウィーバーがダガーを持って来て「これに見覚えがあるか」と聞いて来たことを知ります。サビーンの手にそれを押し付けて「なにか感じるか」とも聞いたと。

ランプル、いったい何を知りたかったんだろう?
もしかしてサビーンが「ガーディアン」かもと思ったのかな?


ビクトリアとランプル


一方、自分たちのあとをアイビーとゴーテルがつけていることを知りながら「あの2人にも計画があるの」と涼しい顔のビクトリアは、「アナスタシアを起こすために必要なものがすべて入っている」かばんを取りに、とある場所の地下に行きます。

(結局ランプルがした手助けって、その場所にビクトリアを連れて行き、とびらを破っただけじゃ…)

そこでランプルは「わたしにもアイビーがきみを軽んじてるのと同じくらいわたしを軽んじていた息子がいたが、わたしは決して息子との関係回復をあきらめなかったよ。息子はわたしにとってすべてだったのに、失ってしまったが」と語ります。

ベイは死んでしまったのでもう二度と取り戻せないけど、アイビーは生きてるんだから、なんとかしたらいいのに、と言いたいのかな?

しかし、ビクトリアはそんな話には耳を貸さず、「あなたと私の悲しみを比べないでちょうだい。私がどんなところを通って来たのか、想像もつかないでしょう」と突っぱねます。

「でもわかるんだ、ラプンツェル」と、ビクトリアの手首をむき出しにして魔女に魔法で腕をしばられたときのあとを見せ、「そして、再会をのぞむ気持ちがどんなものかもわかる。だが、それには代価がともなうんだ」と言葉を重ねます。

「あなただったら支払うんじゃないの?」と言われて「支払ったんだ」と答えたあと、その代価がどれだけ大きなものだったか話すのかと思ったら、「じゃあ、ようやく方法を手にした今、やるしかないのはわかるでしょ」と言い張られると、それ以上は話しませんでした。

しかし、「必要なものが手に入ったんだったら、約束してたガーディアンの情報は?」と、取り引きの回収は忘れません。

「アナスタシアが目覚めたらあげるわよ。ちなみに言っておくけど、外にいるあの子(アイビー)、もう長いこと私の娘じゃないわ」と、またビックリするようなことを言ってビクトリアは去って行きます。

娘じゃないって…文字通りの意味じゃないよね?(^^;


シーズン7・第9話その2に続く。

<各シーズンもくじ>
シーズン1もくじ
シーズン2もくじ
シーズン3もくじ
シーズン5もくじ
シーズン7もくじ

Posted on Friday, January 5, 2018

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2 件のコメント:

  1. ラプンツェル=トレメイン=ヴィクトリアはびっくりです!
    ラプ回の彼女は、エロイーズ=ゴーテル?って事ですよね?
    過去のラプンツェルが可愛い…元ネタとも原作とも違うけど(魔女の野菜を食べたいと言ったのは、ラプの母だったはずだから)兎に角人妻とはびっくりしました。

    ラプンツェルとランプルの境遇を対比させる様なストーリーラインは、ちょっと「名前には重要な意味がある」って彼のポリシーに叶ってて興味深いです。当初「同じ様な名前のキャラが似た行動してるとややこしいなあ」と感じたんですが、これはわざと被せて来てるんでしょうね!上記の台詞を思い出して、はっと気付きました。
    レジーナやイングリッドには『過去は取り戻せない』みたいな態度だったと思うんですが、ここに来て彼の終着点がどう落ち着くのか、段々心配になって来ました。
    まあ、ラプが破滅してアイヴィーも改心して、皆幸せになって欲しいですけど。

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    1. エロイーズ=ゴーテルで合ってます!
      エロイーズに関しては謎が残ってます。てっきり少女だと思ってたのに、ロジャーズより年上のおばちゃんみたいに見えましたから。

      私もラプンツェルとランプル、名前が似てて実は書き間違えそうになりました(笑)。英語の発音だとラプンツェルはラパンゾーに近いので「ラ」しか合ってませんが…

      私としては、ラパンゾーもアイビーもみんな仲良くしてほしいです。アイビーは母の愛情に飢えてるように見えるし、ラパンゾーもアイビーの気持ちがわかれば母としての愛情を取り戻すのでは…と願ってます。

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