第6話は重要な場面を含む&おもしろくて、細かく書いたため長くなり、2つに分けてます。
以下、ネタバレ満載のあらすじと感想
※順序よくするため、お話の順番は入れ替えています
過去の別世界
ドリゼラとレジーナの出会い
ヘンリーは自分をもう必要としていない、と感じるレジーナは、林の中で危険な目にあうドリゼラを見つけて魔法で救います。さらに、「母から逃げたい」と言うドリゼラの魔法の習得を手伝うことに。
魔法の力をもって生まれたのだが、使えるようになると自分から逃げてしまうとわかっている母が訓練をはばんでいたのだと言うドリゼラは、最初はおそるおそるやっているのでたいしたことができませんが、レジーナが大きな岩を自分の上に落とすとそれを破壊するパワーを発揮。
「自分自身を信じればできるのよ」と訓練しながら、レジーナは魔法を習っていたころの自分自身と今のドリゼラが似ていると感じます。
「私の場合は怒りや憎しみから力を出していたの。復讐がしたくて、そのためにひどいことをしたわ。闇ののろい(dark curse)をかけてしまった」
「ほしいものが得られたの?」
「しばらくのあいだはね。まちがったものをほしがってたことがわかったの。ほんとうに私を幸せにしてくれたのは息子のヘンリーだったわ」
「私にも、あなたみたいな母親がいたらよかったのに」
そこに第4話のおとぎ話の服装をしたランプル登場。
画像はFacebookより
ランプルの忠告
このときのランプルはベルを亡くしたあとだったらしく、話を聞いてレジーナが「私たちがまばたきしてるあいだにあなたはベルと一生を過ごしたの?」と驚いています。
「いい人生だった。わたしは生まれ変わったよ。だからここに来たんだ。ダークワン(闇の王)の力を正しい方法で引き渡すために。」とにっこり(?)するランプル。
「ほんとうに変わったみたいね」
「避けられなかったからね。ゆっくりと、ときには痛みを伴うものだったが、避けられなかった」
「そうね、ヘンリーも変わったわ。私が必要じゃなくなった」
「でもこの少女には必要かもしれないと思うわけだ」
…ランプルっていつも鋭いね〜…!レジーナがドリゼラをヘンリーの代わりのように見ていることを見抜いていたようです。それが図星な証拠に、指摘されてレジーナぎょっとしますから。
「彼女、すごい才能があるもの。ドリゼラには母親に立ち向かえるよう教えてくれる、ちゃんとした先生が必要なの」
「レイディ・トレメインには悪いうわさがあることは聞いてる」
「ドリゼラがここにいるなんて、彼女は夢にも思ってないわ」
「レジーナ、まったく同じような母親と住んでたんだからわかるだろう。これがきみだったら、コーラが何も知らないでいたと思うかい?」
「そうね…知ってたでしょうね」
「かつての師からのアドバイスだと思って自分自身に聞いてみてくれ。トレメインはなぜ娘に魔法を習わせたがっているのか、と。」
ドリゼラの豹変
ランプルのアドバイスにしたがったのか、レジーナは魔法の鏡をドリゼラに見せます。
鏡に写っているのは、ドリゼラの姉妹アナスタシアが横たわるひつぎの横にトレメインが立ち、心臓を取り出してまた入れているところでした。
アナスタシアを生き返らせる唯一の方法が、心臓をだれか信仰で満ちる人のものと取りかえることであり、その練習をしているのだとレジーナ。
(息子ヘンリーの心臓を取り出そうとしたこともある、と言うのですがそうだっけ?とまったく覚えてなかったので(^^; 過去記事を読み直し。3話にありました→ここ)
つまり、母親は自分の心臓を取りかえようとしているんだ、と気づいたドリゼラは泣き出します。「アナスタシアのほうがだいじなんだろうとは思ってたけど、今このときまで、どのくらいかってことがわかってなかったわ」
「だいじょうぶよ、わたしがあなたの心臓を守ってあげるから」と励ますレジーナに「お願い、母を殺すのを手伝って」と頼むドリゼラ(いきなり飛ぶなあ!)。
「だめよ、あなたをそんな暗い道には行かせられないわ」と断るレジーナに「あなたは私のこと大切に思ってくれると思ったのに」と憤慨します。
レジーナは「だからこそよ」となだめようとしますが、ドリゼラは「あなたが手伝ってくれないなら、手伝ってくれる王子を知ってる」と怒って去ってしまうのでした。
「闇ののろい」
婚約者のグレゴー王子を母親のところに連れて行くドリゼラですが、レジーナが王子を止めます。
ところが、ドリゼラは王子に母ではなく、別のものを殺させるために連れて来ていたのでした。
次の瞬間、ドリゼラは魔法で王子を殺すΣ(゚∇゚*)!! と、「これで私の心は黒くなってしまったから、もうお母さまの役には立たないわ」と言いますが…いやあ、保身と復讐のために他人のいのちをかんたんに奪ってしまえるドリゼラが怖いです(´▽`;)
さらに「レジーナは闇ののろいについても教えてくれたのよ」と言い出すドリゼラにレジーナは驚いて「警告として教えたのよ。のろいには代価を支払う価値はないわ」と訴えますが、「わたしにはあるの」と切り返すドリゼラ。
「お母さまにはただの死なんて生ぬるすぎる。お母さまを別の世界に連れて行って、そこで痛みの種をまいてあげる。最初は小さな痛みだけど、見るもの吸い込むもの触れるものなにもかもがつらくなるまで大きく育つのよ」
レジーナは「だめよ、聞きなさい。あなたを助けてあげたかったけど、のろいをかけるなら、それを止めるためにはなんでもするわ。ヒーローはいつだってのろいをやぶれるんだから」と必死ですが、「だったらわたしののろいはやぶられることができないようにする方法を見つけないとね。最後のレッスンをありがとう」と言い残し、ドリゼラはその場から魔法で姿を消します。
…ドリゼラってば、いつのまにそんなにいろんな魔法を使えるようになったんだろう。ていうか、闇ののろいのかけかたまでレジーナは教えたんだろうか???(?_?) と、まだまだ謎は残りますが、これで闇ののろいをかけたのはドリゼラらしい、ということが判明。
てっきりトレメイン/ビクトリアがのろいをかけた張本人だと思ってたので、すごいどんでん返しです。
ヘンリーとレジーナ
ヘンリーに「なんてばかなことをしてしまったんだろう、あんなに苦しんでいる女の子に魔法を教えるなんて」と話すレジーナ。
「ヘンリーはもう自分を必要としていない」と思い込んでいたレジーナですが、「そんなことはない、ぼくはいつまでもママが必要だ」となだめられます。
現在のシアトル
真実を思い出すレジーナ
アイビーがロニーのバーにやって来て「もっと(母を失脚させるものを)見つけたわ」と、お酒をつぎます。しかし、じつはお酒に何かクスリを入れていたらしく、ロニー、いやレジーナは、それがきっかけですべてを思い出します。
このシーンが最高でした。
目の前にいるのがドリゼラだとわかるとレジーナは魔法を使おうとしますが、「あらごめんなさい、魔法のない世界なの。あなたを起こすのに十分なくらいはあるけど」と、最上階の女の花のエキスを見つめます。
そこにヘンリーから電話が入り、「息子だ!」と思い出した今、レジーナの顔はぱっと明るくなるのですが、「取らない方がいいわよ。ヘンリーには秘密にしとかないと。今は頭がはっきりしないかもしれないけど、そのうち思い出すから」とドリゼラに言われると、たしかにレジーナ、何かを思い出したみたいで電話を取りません。
「あなたがヒーローはのろいをやぶれるって言ったから、わたしののろいはヒーローに耐えられるものにしたの。わたしがのろいをかける直前に何をしたか覚えてる?のろいをやぶったらあなたが困る理由も?覚えてるみたいね。つまり、のろいがやぶられたらあなたのだいじな人たちにとっても悪いことが起こるの。あなた、誇りに思うべきよ。生徒が師匠を超えるってことは、教え方が上手だったってことだから」
「で、なんの用なの?金星(「よくできました」みたいなもの)がほしいの?それともあざ笑うために起こしたわけ?」というセリフがレジーナの口から出た瞬間、それまでは非常に苦しそうな、せつない表情でかわいそうだったのに、ここに来て「レジーナ節」が出た!とうれしくなって、「レジーナ、お帰り!」と言いたくなってしまいました(笑)。
「そうじゃなくて、あなたの助けが必要なの。もうちょっとで母に本当の苦しみをみせてやれるってときに、のろいをやぶってほしくないから」
「ヘンリーとジャシ…シンデレラね!」と、ジャシンダがシンデレラだ、と気づいてレジーナは頭をかかえてしまいます。
「あなたなら真実のキスが起こってしまわないように、なんでもするでしょ?そんなの悪い女王にとってはお茶の子さいさいよね?『ブレイキング・ハート(心をこわす)』はあなたのお得意分野だものね」
そう言ってアイビーは出て行き、残されたレジーナは涙…。
***
いや〜、新しい謎は出てきたものの(ドリゼラがのろいをかける前にしたことって?とか、のろいがやぶられると何が起こるの?とか)、レジーナが目覚めたってことはすごい前進です。
それにしてもこの場面、レジーナ/ロニー役のラナさんもすっごいけど、ドリゼラ/アイビー役の女優さんもすごいなと思いました。単なる悪役ではなく、どこか哀しみがただよっていて、自分でもひどいってわかってるけどやり切るしかないって覚悟してるみたいというか…とにかく、悪役なのにきらいになりきれないですから。(この先きらいになるかもしれないけど)
アイビーが黒幕ってことがはっきりしたエピソードでしたが、まだ最上階の女の謎も残ってます。
てっきりビクトリアが女を閉じ込めた(?)んだろうと思ってたけど、どうなんだっけと自分のブログ記事をふりかえって(ここ)みると、ビデオでは「あなたはわたしの囚人なのよ」とビクトリアが言ってるので、やっぱり最上階に連れて来たのは彼女…?それともアイビーがビクトリアにそう思い込ませてるだけなのかも。
ヘンリーとレジーナ(ロニー)
最後はヘンリーとレジーナの会話で終わります。
実の母親は刑務所で自分を生んだんだ、とレジーナに話すヘンリー。ただ、ヘンリー自身は養子にもらわれることはなく、養護施設で育ったのだと言います。だから、母親がほしかったヘンリーは本のキャラクターに2人の母親を与えることにしたんだとか。
感無量のレジーナは手を取って「お互いをもっとよく知ることができて嬉しいわ」とウルウル。「ぼくもだよ」とヘンリー。
私があなたを養子にもらって育てた母親なのよ!と叫びたいだろうに、それを押しとどめたレジーナ、せつない。
なぜヘンリーにだまっていたほうがいいのだろう。ヘンリーに「あなたとジャシンダがキスするとまずいの」と真実を話す、っていうのもダメなのかしら。ヘンリーに何かまずいことをした過去があって、それがバレるのがイヤとか?(^^;
謎が謎を呼ぶワンス・アポン・ア・タイム、いきなりおもしろくなって先が楽しみです!
シーズン7・第7話に続く。
<各シーズンもくじ>
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン2もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン7もくじ
Posted on Wed. January 3, 2018
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ドリゼラとレジーナは凄く似てるんだけど、反応が違い過ぎる様な…
返信削除まあ、ドリゼラはアナスタシアの存在を知ってたから、直接母親に憎しみをぶつけるんでしょうけど…いきなりそこまでぶっ飛ぶかな?って思考回路極端ですね。レジーナは父親がいつも側に居てくれたから、まだそこまで追い詰められなかったのかしら?
ランプルがレジーナにベルの事語るのが切なかった。
淡々としてるんだけど、ふと見せる表情が…そう言えば4話でも思ったけど、結局ベルの時間を止めるような魔法は使わなかったんですね。
彼が「人間として」死ねるのがハッピーエンド?それともこれから正しい事をしたら、別の世界でまたベルと再会出来るのかしら?(どうやら別次元の世界が無数に有りそうだし)
肝心のヘンリーやジャシンダに触れてませんけど、一応応援してるんですよ!ただ旧キャラの方が心配で…ロニー、レジーナ節復活で楽しいです!でも切ないですね色々。
4話で、ランプルは魔法を使ってベルの時間を止めようとしたんですよ。でもベルに止められたのです。そのへん、書いてなかったかも。
削除ヘンリーとジャシンダ、どうなるんでしょうね〜。
私は正直言ってそのふたりの関係は二の次というか…別の世界でのふたりはまだもう少しケミストリー感じられるんですが、現実世界ではジャシンダが疲れたおばさんに見えてしまって(→o←)ううむ…(以下自粛)