ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5第16話
Our Decay(ハデスとゼリーナ)
2016年4月3日放送(アメリカ)
2016年4月3日放送(アメリカ)
シーズン5・第15話からの続き。
まだまだ黄泉の国。
2016年に書いた感想メモ↓
シーズン5後半(18話まで)の感想書きなぐり<ネタバレ注意>
これを書いてるのは2021年3月。
一応全体のお話を知っているはずなのに、先を覚えてなくて(笑)早く続きが見たい、という気持ちで見直しながら書いてます。
約3年ぶりにワンスあらすじ記事の続きに取りかかりはじめて1ヶ月ちょい、シーズン5は11話までで止まっていたので、12話から更新中です。
そこにカカシを運んでこさせるゼリーナ。
タイムトラベルの魔法を作るために必要な、イノセンス(赤ちゃんに象徴される)、愛、勇気、知恵のうち、知恵のシンボルである脳みそをカカシから取ろうとするのです。
そのとき、シーズン3・第20話でカンザスに送り返したはずのドロシーが、「あなたが生きていると聞いて戻ってきた」と現れ、カカシを逃がします。
(このときのドロシーはシーズン3の少女ではなく、べつの俳優さんが演じています)
現在の黄泉の国
金を紡いでストーリーブルックへのポータルを作るランプル。
このポータルは、ゼリーナの赤ちゃんを連れてくるため(!)なんだとか。
それができれば例の契約を反故にしてやるってことでしょうか。「そうすれば、私のものだと言わずにベルに妊娠してることを告げることができるぞ」とランプルをせかすハデスなのでした。
現在のストーリーブルック&黄泉の国
久しぶりの明るい(地上の)ストーリーブルック。
のどかに見えたけど…修道院長に化けたゼリーナが赤ちゃんのためにオズから戻って来ていました!
11話でレジーナにオズに送られていたゼリーナが突然現れたので、その場に居合わせたベルと修道院長はびっくり。
ゼリーナは赤ちゃんを盗もうとするのですが…
そのころ、黄泉の国ではランプルがナイフで手を切り、血をたらしてポータルをひらいていました。
すると、ストーリーブルックで赤ちゃんを盗もうとするゼリーナと、それを止めようとするベルと修道院長の真ん中にポータルが開きます。
赤ちゃんをゼリーナからひきはがしたベルがポータルに落ちると、ゼリーナもあとを追ってポータルに飛び込むのでした。
現在の黄泉の国
黄泉の国に落ちた(?)せいか、ゼリーナは足をけがしていましたが、魔法で治そうとしてもできません。
黄泉の国にいるのを知ると、「ハデスが赤ちゃんをほしがっているんだわ」と気づき、「赤ちゃんを私にちょうだい!」とベルに懇願するものの、ゼリーナを信用していないベルは渡しません。
ヘンリーの作家活動
ダイナーで魔女に常連扱いされて、予定よりずいぶん長居していることに気づかされたスノウが「ニールと話したい」と話していると、「できるわよ。電話ボックスがあちこちにあるから、オペレーターにだれを haunt(たたるとかいう意味)したいか伝えればいいの」と教えてもらいます。
と、いうのはヘンリーの書いたお話だったらしい(でも実際に起きた会話)。
ヘンリーには書いた覚えはないのに、目が覚めたらできてたらしいのですが、みんなにいろいろいちゃもんつけられてヘンリーふてくされちゃいます(笑)。
するとゼリーナがアパートにやってきます!
レジーナは「とうとう殺されたのね」とちょっと嬉しそう🤣ですが、ゼリーナはちょっといまいましそうに「残念ながら生きてるわよ」と答え、「ポータルを通って来たの。私たちの赤ちゃんもね。赤ちゃんが危ないの」と訴えるのでした。
ランプルとベルの再会
そのころ、ベルは赤ちゃんを抱いて図書館へ逃げ込んでいました。図書館も「アンダーブルック」仕様で、窓という窓に板が打ち付けられています。
するとエレベータがあいて、出て来たのはランプル!
思いがけない再会に、ランプルは顔をほころばせますが…
このあとの会話については以前も少し触れているのですが(こちら)、今まで必死にベルから隠そうとしてきたことをぺらぺら話してしまうので、もしやこのあとベルの記憶を消すのでは?と疑ったほど、違和感がありました。
・ハデスに弱みを握られてゼリーナの赤ちゃんを呼び出したこと
・その弱みというのが、昔、ベルファイアを助けるために「2番めの子どもを受け渡す」という取り引きをしてしまったこと
・ベルが妊娠していること
しかも、ランプルが今また闇の王になってしまったことまで!👀
え?それをベルにバラされたくないからエマの言うなりにみんなを黄泉の国に連れて来たんじゃないの?(11話参照)
うっかり「わたしの力で(子どもに関する取り引きを)なんとかできるさ」と言っちゃったのでバレてしまったんだけど、それにしたって、何かまたウソで言いつくろうと思ったのでビックリしました。
次のランプルのセリフがまた、超絶ビックリ😱
「力もきみも、両方愛してるんだ。きみの望みどおり、わたしは "よりいい" 男になった。だが、もしわたしに "別の" 男になってほしいなら…すまない、これがわたしという男なんだ。おくびょう者だったころでさえ、力を切望していたんだから。今のわたしには、その力がある。それだけが以前のわたしとの違いだ。そして、もう2度と手放すつもりはない」
ここまで言っちゃうって、完全に開き直ってるよね😨
ベルが「私のためでさえ、手放さないのね?」と涙ぐんでも、ランプルが答える次のセリフ…「開き直り」「ベルの気持ちを都合よく解釈してる」ようにも見えるけど、ある意味、(考えたことなかったけど)ちょっと真実をついているかも。私にとっても衝撃でした。
「きみは野獣の背後にいる人間の男に恋したんじゃない。人間の男と野獣の両方がいたからこそ、わたしに恋をしたんだ。どちらか一方なしではどちらも存在しないのだから(Falling in love with the man behind the beast isn't really what happened to you. You fell in love with me because there was a man and a beast. Neither exists without the other.)」
さすがにベルもショックを受けて、「そんなあなた、受け入れられないわ」と表情をゆがめるので、ランプルまた必死にすがるかと思いきや、意外にも冷静でした。
「受け入れることを選べばいい。そうすれば家族やしあわせが手に入る。どうするかはきみが選ぶことだ」
おもしろいのは、ベルもここできっぱりつっぱねるのではなく、「私を友だちのところに返して、あなたがこのゴタゴタをすべて解決するまでは、なにも選ばないわ」と、決断を先延ばしにしたような…?
ランプルも、「じゃあ、そうしよう。でも、わたしが正しいっていうことが、きみにもわかるよ」と、めちゃくちゃ自信ありげなんだけど…どうしちゃったんだ😨
ランプル、どこか開き直ってるような、どこかさびしそうな、なんとも解釈のしようがない表情でしたけど、ベルの愛情を信じているからこそ言えたセリフなんだったらいいなあ。
赤ちゃん探し
ロビン、レジーナ、ゼリーナが赤ちゃんを探す森の中で、赤ちゃんを抱いたベルとようやく遭遇し、ベルはロビンに赤ちゃんを渡すのですが、ゼリーナは「ここでは魔法は使えないから何も悪いことできないし」と言い張って赤ちゃんを受け取ります。
が、じつは魔法が使えないというのは半分ウソで、3人に何か魔法をかけて逃げてしまいました。しかし、泣き止まない赤ちゃんのほほに傷ができているのを見て、自分の魔法で傷つけてしまったことを知ったゼリーナは後悔。
結局ゼリーナは、ロビンたちに「ハデスはタイムトラベルの魔法を作るために赤ちゃんを使いたいのよ。私では守れない。お願い、赤ちゃんを守ってちょうだい」と、泣きながら赤ちゃんを託します。
みんなは赤ちゃんをアパートに連れていきますが、ここは危険、と、ロビンは森の中へ連れていくつもりでした。
そこへヘンリーが、書いた記憶がないのにまた勝手にページが書かれていた、と、ストーリーブックのページを持ってきます。
そこにはニールが両親の声を聞いて眠りに落ちた、と書かれていました。
ダイナーの魔女に言われたとおり、スノウたちは電話ボックスから息子に話しかけていたのです。ほんとに声が届いているのか不安だったスノウは、私たちの声が届いたんだわ、と大喜び。
同時に、もうこんなところにはいられない。家族みんな、いっしょにならないと。ハデスを倒して家に帰りましょう!と、やる気になるのでした。
過去のオズ
ドロシーに自分が生きてることをチクったのはだれなのか、ゼリーナがマンチキンたちを問い詰めていると、ハデスが現れます。
「タイムトラベルの魔法を作るためにカカシが必要なんだって?協力しよう」と持ちかけますが、ゼリーナは誰の助けもいらない、と突っぱねます。
あきらめないハデスは、タイムマシンを何に使いたいのか、ゼリーナに話すのでした。
兄に心臓を止められてしまったため、真実の愛のキスをすれば人間に戻れるのだけど、タイムマシンを使えば兄ではなく自分がオリンポスの山を支配できる。というわけ。
ゼリーナが話に乗ると、ハデスはドロシーの自転車をがれきの山(ドロシーが最初に来たときに壊れた家、そのままにしてあったらしい🤣)からひろい出してカカシを探しに出かけます。二人乗りしてきゃっきゃと楽しそうに。
ドロシーとカカシがいるところに着き、ゼリーナはあっさりとカカシの脳味噌を手に入れるのですが、振り返るとハデスの姿は消えていました。
ゼリーナが緑の宮殿に戻ると、ハデスはロマンチックな夕食の準備をして待っていました。
「もう黄泉の国には戻らない。いっしょに自転車に乗ってたとき、もう長らく経験しなかった心のときめきを感じたんだ。きみとキスしたら私の心臓が動き出して、自由になれると思うんだ」
そう言って、雰囲気も最高、もう少しでキス!というところでゼリーナはハデスを止めます。「もう少しでだまされるところだった。あなたは黄泉の国から開放されたくてキスしたいだけでしょ。お兄さんに報復するまでは満足しないんだし」
ハデスは「そうじゃない、もうそんなことしたくないんだ。きみを愛してるんだ」と説得しようとしますが、「だれも私なんて愛せない」と思い込んでいるゼリーナはかたくなに拒絶するのでした。
現在の黄泉の国
"アンダーブルック" の大通りでゼリーナとハデスは再会。
あなたは私の赤ちゃんをタイムトラベルのスペルのために使いたいんでしょ。私の赤ちゃんに手を触れたら、あんたを破滅させてやる。とゼリーナがかみつくと…
なんと!ハデスの意図はその真逆で、赤ちゃんを「ヒーロー」たちから守るつもりだったんだと言うではないですか。
しかも、ゼリーナを愛し続けてきたからこそ、黄泉の国をゼリーナのためにストーリーブルックそっくりに作ったんだってΣ(゚∇゚*)!!
「きみが欲しがっていた、レジーナの持っているものをあげたかったんだ。黄泉の国だから完全じゃないけど。ここではものは育たず腐っていくからね。だけど、これはぼくらの『腐敗』なんだ」と、少し自嘲を含んだ苦笑い(原題の "Our Decay(私たちの腐敗)" というのはここから来てますね)。
「すべてを手に入れるって、最高の復讐だと思わないか?」とゼリーナの手を取って愛の言葉を語るハデスに、ゼリーナも心がかたむいているように見えましたが、「すべて持ってたのよ。だけどあなたが赤ちゃんを傷つけると思ったから、手放しちゃったわよ」と泣くのでした。
「じゃあ取り戻そう」と言われても、ゼリーナはやっぱりハデスの愛を信じ切れず、「赤ちゃんを取り戻したら自分ひとりでやっていく」と、2度めのプロポーズを断るのでした。
去っていくゼリーナに、ハデスはゼリーナが自分の誕生日を知らないと言っていたのを覚えていて、4月15日だよと教えてあげます。
もし気が変わったら、今までもずっと待っていたように、待ってるから。と言って消えるシーンで16話は終わりです。
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