Once Upon a Time
Season 4 Ep. 13 "Darkness on the Edge of Town"
(NHKの邦題:3人の魔女)
Air date: March 1, 2015 (USA)
クルエラの車が今回のタイトル絵 |
シーズン4第12話〜決別からの続き。
これを書いている2016年9月現在、シーズン6の放映開始を控え、本来はシーズン5について終えていたかったのですが、時間的にどうあがいてもムリ。そこで、とりあえずあらすじはざっくり気味にして、いずれ見直した際に書き加えたくなったらその都度編集していきます。
シーズン4の後半はあまり好きな展開ではなかったためか、単なる物忘れのせいか、何があったのかほとんど記憶になく、まるで初めて見るような気持ちで見直しています…(^^;
*以下、ネタバレありの感想とあらすじ*
過去のおとぎの世界
マレフィセントの住まいに「招待された」と言うアースラが現れ、そこに獰猛そうな犬をお供にクルエラも登場。
「心配しないで、魚(=アースラ)や竜(=マレフィセント)は食べないから。食べろって言わない限りね」と言って犬たちに魔法?の息を吹きかけるんだけど、クルエラってただの人間じゃなかったのね。少なくとも『ワンス・アポン・ア・タイム』の世界では「魔女」ってことかな、日本語のタイトルから察するに。
2人を(勝手に)招待したのはランプルでした。「悪役でもハッピーエンドを得るときが来た」と、3人に相談を持ちかけます。
"It's time villains got their happy endings."
なんか現代のレジーナみたいなこと言ってますね(笑)
そのために必要な「闇ののろい(dark curse)」を手に入れるため魔女たちの力を借りますが、のろいを手にした瞬間、「チェルノボグ(※)がこれを守ってることを言い忘れたね。やつは最も邪悪になりうる心を探し出してむさぼり食らう悪魔なんだ。それであんたらが必要だったというわけさ」と裏切り、3人を残して立ち去ります。
やっぱりなあ…のろいを手に入れるだけでいいならひとりで十分だろうにと不思議でした(苦笑)。
※チェルノボグ…ディズニー映画『ファンタジア』を観たことあるのに忘れてましたが、ファンタジアに出てくるキャラらしい。
参考:日本語ウィキ・Disney Wikia(英語)
チェルノボグがねらったのはマレフィセント。彼女はそんなに邪悪じゃないイメージだったけど、なろうと思えばクルエラやアースラよりも邪悪になれるってことでしょうか。
結局、3人は協力してチェルノボグの攻撃を逃れます(クルエラは何もしてない気もする)。
現在のストーリーブルック
6週間経ち、ふつうの日常が戻って来たような(でもなんか「闇ののろい」にかかってたときみたいな、うわべだけの平和にも見える)ストーリーブルックでは、魔法使いの帽子の中に閉じ込められたままのフェアリーたちと魔法使いの弟子を取り戻すため、ベルとフックが知恵を寄せ合っていました。
このとき「あのクロコダイルにだまされるようなヘマをしたおれのせいだ」と悔しがるフックに、ベルまでもが「私だって同じよ。彼の本質を見抜くべきだった」と自分を卑下するような表情を見せるのが切ない。
「愛で目がくもっていたからだよ」とフックがフォローするのも微妙…(^^;
しかし「どんなイヤなヤツであったにせよ、ヤツがきみを愛していたのは確かだ」となぐさめるセリフは嬉しかった(;_;) ランプルを憎む人ですら認めるってことは、やっぱ真実に愛してたんだよね(;_;)
そう言われてベルも目をうるませ、心底切なそうなのが痛々しい(T_T)
「でも今は永久に去ってしまったわ。とにかくあの人が、探しているものを見つけることを願ってる」
って、やっぱりベル、ランプルのこと今でも愛してるんだな〜としみじみ。
(それにしてもベル役のエミリーさん、うまい!)
***
「作者」が見つからずにクサるレジーナは、破り捨てたはずの例のおとぎ話の本の一ページ(ロビンとレジーナのキスシーン)をテープで修復して引き出しに入れていました。それをエマに見つけられてばつの悪そうなレジーナ。
そこに「フェアリーたちを呼び戻す呪文」を見つけてオックスフォードの言語学の教授に翻訳してもらった(それもすごい)!と、ベルとフックが喜び勇んで入って来ます。
さっそく森の中でレジーナに呪文をかけてもらい、フェアリー救出作戦、あっさり成功!めでたし、めでたし。
ところが、そのとき帽子から出てきたのはフェアリーだけではなく、真っ黒で邪悪そうなモノもひっそりと出てきていました…。
***
ブルーフェアリーに「魔法使いを見つけて自分のハッピーエンドを書いてもらいたい」と相談するレジーナは、「魔法使いではなく、『作者』を見つけなければ」と教えてもらいます。
白紙のおとぎ話の本がなぜ魔法使いの家にあるのかはわからないけれど、とにかく魔法使いと「作者」は別人なんだそう。
残念ながらブルーは作者がだれかは知らず、しかも何年も姿を消したままだと言いますが、著書に手がかりを残したといううわさがあるそうな。
そんなわけで、ヘンリーは例のおとぎ話の本に手がかりを探し始めます。
ニューヨーク
アースラのアパートに転がり込んだランプルが…電子レンジで(アースラの)カップラーメンを作って食べてる!!!のがめっちゃ切ないとともに、どうしてもウケて笑ってしまった。
「それが最後のラーメンじゃないでしょうね!」とアースラが怒ってるのもウケる。どんだけ貧しい食生活してるの、この2人(笑)。
そんなときランプルは破産したばかりのクルエラを見つけ出して説得し、アースラといっしょに「この世界でも魔法の使える場所」へ行こうと誘います。「きみらの探しているハッピーエンドもそこにある」と言うわけです。
誘いに乗ったクルエラの愛車パンサー・ド・ビルに乗り込んで、いざ出発!
ところが道中、ファストフードのドライブスルーに立ち寄るのが間が抜けてて笑える。ランプルが「作者」に協力してもらう計画を真剣に説明してるさいちゅうに順番が回って来て、クルエラがすました顔で「ダブル・クラック・コンボひとつ!」なんて注文してるんだもの(笑)。
とにかくストーリーブルックの町境の前まで来ますが、なんせプロテクションスペルのせいで町に入れないどころか、町を見ることもできません。
見えない町がホントにあるのか疑ってかかる2人をなんとか言いくるめたランプルは、アースラに自分の携帯を渡してレジーナに電話をかけさせます。
ストーリーブルック
アースラからの電話が入ったのは、魔法使いの帽子から出てきた黒い魔物(巨大なチェルノボグ)が通りに現れ、どうにかして退治する方法を見つけなければ、とエマと相談しているところでした。
(レジーナがアースラを「カラマリ」だの「イカ」だの呼ぶのが笑える)
チェルノボグのおたけびを携帯越しに聞いたアースラの「そいつのこと教えてあげるから町に入れてちょうだい」という申し出を、背に腹は代えられず受け入れることにします。
最も邪悪になる可能性を秘めた心がねらいだと聞いたレジーナは「それは私のことだわ。あいつは私をねらってるのよ」と断言しますが、町境から追い出せば消えてなくなるはずだとエマが気づきます。
そこで自分のビートルにレジーナを乗せ、町境までぶっ飛ばすエマ。しかしあっというまに魔物に追いつかれてしまいます。
「車輪つきの鉄製の棺桶(←笑)の中で2人とも死ぬのはごめんだわ」と、レジーナは魔法で車の外に出て、町境ぎりぎりのところで「こっちよ!」とチェルノボグを挑発。
しかし、レジーナが消えてからもチェルノボグはエマの車にしがみついています(ってことは、まぬけなのか、ねらいはエマなのか?)。
機転をきかせたエマが急ブレーキをかけると、反動で魔物は町境を飛び越えてしまい、あとかたもなく消えてしまいます。
アースラは本当のことを言っていたらしい、とわかったレジーナとエマは、取り引きどおりイングリッドの使った巻物でクルエラたちをストーリーブルックに入れようとします。
ところが、メアリーマーガレットとデイビッドは「悪役だから」と大反対。
「悪役かもしれないけど、かつての私ほどは悪くはないし、この私がセカンドチャンスをもらえたのに彼女たちにあげないのはフェアじゃない」と言うレジーナにエマも賛同し、イングリッドの巻物を境界線の向こうに投げます。
クルエラとアースラが巻物をひろって車に乗り込み、広げると町境の向こうにエマたちの姿が見え、境界線を越えることに成功します。
***
そこでランプルが2人に明かした話にビックリ!
なんと、チェルノボグをストーリーブルックに呼び出したのはランプルだと言うではないですか。
ベルがやり取りしていた「オクスフォード大学の教授」というのはほかのだれでもない、ランプルだったのでした。どうりで…と納得。いくら言語学の教授でも、古代のわけのわからない言葉をそんな簡単に訳せるのかいなと不思議だったので(って、一回観てるはずなのに全然覚えてなかった!)。
また、やはりチェルノボグが追っていたのはレジーナではなくエマだとキッパリ(!)。
***
一方、メアリーマーガレットとデイビッドがあれほどクルエラとアースラを町に入れたくなかった理由はほかにあったことも判明。
森の中でひそかに落ち合い、「魔法の森でわたしたちのあいだに起きたことは絶対に秘密にする、という条件をのむならここにいてもいいわ。ただし、ひとことでももらしたら、わたしがあなたたちの心臓をえぐり出すからね」と静かに脅しをかけるメアリーマーガレットが怖い…(^^;
白雪姫と王子様が魔法の森でなにかあくどいことしたの?!と気になるところで13話は終わり。
シーズン4第14話に続く。
Posted on Thu, September 15, 2016
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ワンス・アポン・ア・タイムづくし
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ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン2もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン4もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5もくじ
レジーナが心臓取っても、すぐには死なないし、操られるだけですが、メアリーが取ったら即死でしょ!と突っ込んでしまいます。イヤン、怖い
返信削除前回は色々辛くて録画も見返すの勇気が要るんですが、この回は割りと何度もリピートします。仰る通りS1の「呪いの掛かったストーリーブルック」みたいな雰囲気が好きで。表面は穏やかで明るい一日の始まり…でも閉店したゴールドの店の窓から外を映すカメラが不気味な予兆みたいで。
フックとベルの会話良かったな。ベルの表情が全てを語ってる。この時点ではまだ指輪してるし、心配もしてるんですよね。正しい裁きをしても、愛情はまた別なんでしょう。それを利用して、早速帰って来るランプル…!(流石の私も、問答無用で殴ってしまいそうでした)
カップ麺とかドライブスルーも楽しかったですが、やはりランプルの真骨頂は「口先三寸」だな、って感じました。
禿山(わざわざ本人が「この禿山で…」って台詞で言ってます。元ネタ解説までありがとう)で散々三魔女をこき使い、挙句に見捨てた時の捨て台詞が「アデュー」で、何故そこで仏語?とか(アディオスだったかな?そしたらスペイン語ですかね?)町境で疑われた時、杖蹴られてピストル突きつけられてもしゃあしゃあと語り、まんまと相手を同意させちゃうとか。夜、やっぱり迎えが来なくてしょぼーんと帰りかけたのに、町に入った途端俺様モード全開でドヤ顔で「魔物を呼んだのは、ベルに教授を名乗って封印を解かせた私だ」って自慢する所とか!
本当に懲りないなあ。呆れるを通り越して感心する…(そーいう所が信用されないし、嫌われるんだぞ!)
とりあえず元気に暗躍する所は相変わらずで、まあそこだけは安心でした。でも「再結成の必要がある」って、何?三魔女はアイドルチームですか?貴方は魔女っ子アイドル育成プロデューサー?(秋元康とか小室とかジャニーさん?)
おぉ、日本語だと禿げ山なんですね…(すごい名前だな)
削除英語でなんて言ってたか、そこらへんスルーしちゃって覚えてないですが(笑)。
見捨てたときのセリフはアデューで合ってます!突っ込もうかなと思ったけど長くなるのでやめました(笑)。あのときのランプルの一連のセリフおもしろくて(言ってることはたいがいヒドいけど)言及したかったので、代わりに?エデさんがコメントしてくれて嬉しいです(*´▽`*)
私はこの回のランプルは全然嫌いじゃないです(笑)。最初見たときは「えっ、もう帰って来るの?」とか「3人の『女王』って必要?」とか不満ありましたけど、やっぱ「帰って来られてよかった!」と安堵が大きかったです(*´▽`*)
冒頭のマレ様の城は「魔の山」呪いがチェルノボーグによって隠されてたのが「禿山」になってました。「禿山の一夜」からのネーミングですね。
返信削除クルエラ=虫、マレ=炎は兎も角、アースラ必要ないんじゃ?とは思いました(笑)なんでランプル取りに行かないの?って。(自分で行かなくても魔法で取れないの?)まあ、魔人が番してるから、狙われたくなかったんでしょうけど。あの真っ赤なフード付きのマントお洒落だなあ、と見てました。確か似た様なのドクターフランケンの時も着てた。派手ですよね。三魔女が派手だから、見劣りしない服装でお出かけ?
日本のワンサーでは、ランプルは「ファッション・モンスター」(きゃりーぱみゅぱみゅの歌のタイトルです)とか、「おとぎの森のお洒落番長」と呼ばれております。
あ、私も別に嫌ってはいないですよ(笑)でも本国と違って、12話の間に一回特番挟んだだけで(しかも例のシーンもばっちり入ってたし)予告ですぐ帰ってくるの解ってましたから、早すぎるよ!と思っただけです。ベルちゃんの悲壮な覚悟は何だったのかと…(涙)
町境を越えた途端、杖放り出してリーダー面してる所がツボです。原語もですが、吹替えの声のギャップが凄かった…「我々はチームだ」の時泣きそうだったのに、「仕事にかかろう!」の偉そうさのギャップ!
エデさん、コメントありがとうございます!
削除お返事が遅くてすみません(^^;
ランプルがおとぎの森のお洒落番長ですか…(^^;
そういう見方をしたことはなかったので、日本のファンの目の付け所がおもしろいです。
いや〜、3ヶ月待たされたあとでも「えっ、もう?」って思いましたよ(笑)。でも間髪入れない放映だと、さらにそう思っちゃいそうですね…(^^;
ベルがあれだけ苦しんでるのにどうなのって感じはありますね。
吹き替えのギャップ、聞いてみたいな〜。
いつか全部、吹き替えで見てみたいです。印象変わっちゃうかな(笑)。