2015年4月9日木曜日

ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3・第14話その2「真の勇気」

Once Upon a Time S3E14.2
「The Tower(NHKの邦題:塔)

2014年3月23日放送(アメリカ)


シーズン3・第14話その1〜塔に幽閉された姫からの続きです。

以下、2014年5月29日にアメブロにアップしたブログ記事をほぼ当時の文章のまま、若干修正・編集・追記のうえ、画像を差し替え/追加しています。


※その1の最後にも書きましたが、ここからはストーリーブルックとおとぎの世界の話が行ったり来たりで切り離しにくいので、ドラマの順番に従って話を進めます。

※おとぎの世界の話はピンク色の字にしましたが、やっぱり入り乱れてわかりづらいですね(´▽`;)


***以下、ネタばれ全開のあらすじと感想***






デイビッドの前に現れたマントの人物がデイビッド本人だとわかった直後、「9ヶ月前のおとぎの世界」に場面が切り替わります(その1の続き)。


<おとぎの世界>

ラプンツェルの塔に登ってきたマントの人物も、ラプンツェル本人でした。「彼女に近づくな」と言うデイビッドに「I AM her. 私は彼女自身よ」と答えます。





また切り替わって現在のストーリーブルック。

「おまえは誰なんだ」と言うデイビッドに、にやりとほくそ笑むマントの男は「おれはおまえだ」と答えます。



<おとぎの世界>

「彼女は魔女じゃなくてきみ自身だ。ナイト・ルートをのんだら現れたと言ったね。効かなかったと言ってたけど、じつは効いていたんだ。ナイト・ルートは、恐れに直面することで克服させてくれるんだ。彼女はきみの恐れそのものだ。きみにしか倒せない」


<ストーリーブルック>

マントのデイビッドも「おまえにはおれを倒せない。おまえの恐れが臭ってくる。農場から遠くさまよいすぎて怖がってる羊飼いの男の子の恐怖心の臭いがな」とあざけりますが、本物のデイビッドは「何も恐れてなんかいない」と切りつけます。


<おとぎの世界>

マントのラプンツェルに恐れおののき行動を起こせない本物ラプンツェルにしびれを切らし(?)マントのラプンツェルに飛びついて塔の外に飛び出すデイビッド。

マント女は髪の毛ロープをつたって再び塔に登り出し、デイビッドは「ロープを切れ。そうすれば塔から出られる」と叫びますが、「塔から出たくない」とラプンツェル。

「未知の将来への恐れから、ここにとどまったほうが安全だと思ってしまうのはわかる。だが、もし将来に直面しないのなら、きみはここで独りで死ぬことになるぞ」と励まし続けると、本物ラプンツェルはとうとう勇気をふりしぼり、髪ロープを切り落とします。するとマント女は落ちて行き、消滅してしまいます。



<ストーリーブルック>

デイビッドは剣も折られ、マントのデイビッドに絞め殺されそうになりながら「よい父親になれないかもしれないことが怖い」と認め、次の瞬間マント男を剣の柄で突きます。さっきはなんともなかったマント男も、今回はめでたく消滅。

あとに残った剣の柄をつかもうとすると、緑色の煙と共に消えてしまいます。



そこへレジーナとフックを乗せてエマの黄色いビートル登場。

「魔女はどこ?」と聞かれて「魔女じゃなかった。自分自身だった」と答えるデイビッド。魔女の隠れ家を見つけたと聞いて「よし、ケリをつけよう。魔女をオズに送り返してやろうじゃないか」というデイビッドのセリフがちょっと笑えました(笑)。



<おとぎの世界>

ラプンツェルはぶじ、塔からおりることができました。

「おぼれるわたしを助けて兄が亡くなったの。王座は兄のものになるはずだった。わたしが女王になれるかわからなくて。わたしがそんなんじゃ、両親が信じてくれるはずがないわよね。彼らがわたしをゆるしてくれると思う?」と告白するラプンツェルに、「きみはご両親の子どもなんだ、もちろんゆるしてくれるよ」と励ますデイビッド。

次はお城の中に場面が切り替わります。

ベルとレジーナが並んで微笑んでるって不思議なシーンだな~(笑)。



ふたりの後ろに映っているのがラプンツェルの両親。



両親がラプンツェルを見つけて駆け寄るシーンのバックグラウンドにはレジーナとスノウも並んでます。


↑ベルの横にいつのまにかロビンフッドも。なんの集まりなんでしょうか。

てか、ベルも一応お姫様だったと思うんだけど、村娘のような服装ですね。
ディズニーの「美女と野獣」では村娘だったからいいのか?



『ワンス~』初登場時のベルS1E12)


デイビッドはスノウに「一晩中、森の中で何やってたの」と聞かれ、「怖かったんだ」と正直に告白。


「エマを二度も失ったし、ちゃんと父親になったことがなかった。エマだって育てたわけじゃない。子育ての経験がないからこの子(おなかの子)を育てられるかどうかわからない」

「だいじょうぶよ、いっしょにやればいいじゃない」とスノウが言うと、
「どうして忘れてたんだろう」とニッコリし、「よし、子ども部屋を作ろう」とふたりで部屋を出ます。



「子育て」の不安に陥るのって、母親だけかと思ってましたけど、そうでもないんですね。



ここからお話はストーリーブルックに完全に戻ります。


マントのデイビッドが「メアリーマーガレットにも話したことのない、心の奥底にある恐怖心を知っていた」と聞いて眉をひそめるレジーナ。

以下、デイビッド、レジーナ、エマの会話です。

デイビッド「恐れていることを認めて剣の柄(つか)で刺すまで打ち負かせなかった
レジーナ「その剣はどこにあるの?
デイビッド「奇妙なことに、消えちゃったんだよね
レジーナ「心の奥の恐怖に直面すると、真の勇気が出てくるの。剣の柄を使ってその恐れを克服したとき、あなたの勇気が柄に移ったのね
デイビッド「それでどうして消えちゃったわけ
レジーナ「消えたんじゃないわ、魔女が盗ったのよ
エマ「ちょっと待って。悪い魔女がデイビッドの勇気を盗んだってこと?
レジーナ「少なくとも勇気のシンボルをね。シンボルだって十分パワフルだわ


レジーナの言う通り、デイビッドの剣の柄はゼリーナのカバンにしっかりおさまっていました。


メアリーマーガレットの家に居ながらにして、外で何が起こっているか読めていたってことでしょうか。あるいは最初から「勇気が移ったらカバンに入りなさい」とおまじないでもしてあったのかな?

すっかりだまされたお人好しのメアリーマーガレットは「あなたに会えてほんとにラッキーだわ」とゼリーナをハグ。涼しい顔して、裏では自分の夫の勇気を奪った女なんですけどねぇ。

***

さて、レジーナとデイビッドも加わり、一行が農家の避難壕に入って行くと…そこには鍵の壊れた檻がありました。檻の中には紡ぎ車。

床からなにやら拾い、「わらを紡いで金にできる人を何人知ってる?」と言うデイビッド。

床には元はワラであったろう金の糸?が…。

そう、ランプルスティルツキンしかいません。

というところで終わりです。


シーズン3第15話へつづく:
暫定版
詳細版その1

Posted on Sunday, January 24, 2016





ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3もくじ


ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン2もくじ
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン5もくじ

4 件のコメント:

  1. そう言えば、ラプンツェルが何で塔に閉じ込められたのか良く解りませんでした…ナイトルート?を採りに来たのは解るんだけど。マントの魔女(自分)から逃げて?だったかな?

    ランプルが生きてるのを知った時のレジーナの表情は何でしょうね?
    「やっぱり」って確信?まああの面子で素直に喜んでくれる人は居なそうですが、何故レジーナ?

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    1. ナイトルートを探してここまで来て、ルートを試しても効果がなかったので去ろうとしたら顔を隠した魔女が現れて自分を閉じ込めてしまった、と言ってました。魔女っつっても自分なんですけどね…。

      最後の表情…ぜんぜん覚えてないので(見直したばかりなのに)再度見てみましたが、うーん、これだけじゃわからないですね。何を感じた表情なのか…。

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    2. あ、そうでした、ありがとうございます!
      私は余りD版ラプンツェルには興味ないのですが、日本では「金髪じゃない」とか「何で黒人系俳優なんだ」とか文句多いです。
      大人の事情は解りますが、せめて黒髪でもツヤツヤなら良かったな、とは思います。(オーロラはブロンドじゃなくても美人だから許せるけど)普通に可愛い女優さんですけどね。ラプンツェル?ってイメージでは無かったかも。まだジャスミンとかティアナとか言われた方が…(汗

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    3. 日本でもそうですか。こちらでも熱い議論が巻き起こったみたいです。私はそこまで気にしなかったので当時は調べもせず、今回改めて記事をアップする際「この女優さんって黒人なのかな?」とググってみたところファン同士のののしり合い(^^;を目にしてしまいました。驚きはしませんが。

      日本人って、別に海外ドラマや映画に出てくる人が全員白人でも全く問題なく観られる人が多いと思うんだけど(そういうもんだと思ってるし…私もそうでした)、アメリカでは人種のバラエティがないと非難ごうごうになる反面、白人至上主義みたいな人も存在するので(^^;

      確かにラプンツェルが黒髪だと重たそうだしイメージ狂っちゃいますが、このラプンツェルはかなり暗いのでそういう雰囲気も出したかったんでしょうかねぇ。

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