Once Upon a Time
Season 4 Ep. 15 "Enter the Dragon"
(NHKの邦題:マレフィセントのたくらみ)
Air date: March 15, 2015 (USA)
燃えさかる木が今回のタイトル絵 |
シーズン4第14話〜過去の影からの続き。
*以下、ネタバレ全開のあらすじと感想*
過去のおとぎの世界
スノウがまだ幼く、レジーナも魔法をマスターしておらず、ランプルから学ぼうとしている時代。
マレフィセントの魔法の本を母親の持ち物の中に見つけて読んでいたことがランプルにバレたレジーナは「スノウが成長してなんでもほしいものを得るのを見ているのがもうイヤなの。復讐したいのに、あなたのレッスンじゃとうていできそうにもない」と文句をたれます。
ランプルはそんなレジーナを「マレフィセントは時間をかけてパワフルな魔法を取得したんだ。あせると成功しないぞ」となだめますが、「もう待てない」と聞き分けないレジーナを魔法で瞬間移動させます。
そこはマレフィセントがむかし焼き払った場所で、いまだに燃え続ける木(今回のカバー絵はここから)がありました。その向こうにマレフィセントの城があるのを見つけて喜んだレジーナは、例の魔法の本を手に、いざ城の中へ。
「魔法を教えてくれないかしら」おずおずと声をかけるレジーナに、姿を見せないまま「暖炉に火をつけてごらん」とマレフィセント。言われるがままにレジーナがおそるおそる火をつけると、ハイ状態なのか、ふらふらとした足取りのマレフィセントが現れます。
このときのマレフィセント、酔っ払いぽいけど(笑)、いかにもディズニーアニメから出てきたスタイルの魔女っぽい姿より断然好き!(*´▽`*) ちょっと違うけど、シーズン1の初登場時に近いルックスです。
「復讐がしたい」とアドバイスを欲しがるレジーナに「あきらめて、なにかほかに趣味を見つけなさい」と、希望をすべて捨ててしまったかのようなマレフィセント。ずいぶん前に炎を失い、もうドラゴンにはなれないのだと言います。
レジーナは「じゃあ炎を取り戻しましょう」とにっこり(にんまり?)。かつてマレフィセントが焼き払った場所で、例の木が今も燃えさかっていることを告げ、例の角のかぶりものを渡して着替えさせます。
そうしてディズニーアニメ版のようなコスチュームに身を包んだマレフィセントが炎の木のところまでやって来て、炎を吸い込むと、そこにタイミングよく(?)オーロラ姫の父親ステファン王が兵士を従えて現れます。
兵に捕まえられかけてドラゴンになるのかと思ったらやっぱりなれなかったマレフィセントは、レジーナもろとも捕まってしまいます。
しかし、あきらめないレジーナが魔法で炎を出して戦いを仕掛けると、マレフィセントも今度こそドラゴンに変身、ステファンを炎で攻撃します。
***
そのあとマレフィセントはオーロラ姫のもとを訪れて眠りののろいをかけてしまいます。
ちなみにステファンもその妻も、殺すつもりだったけど殺さなかったのだと言ってました。オーロラが眠りののろいにつくところを生きて見るほうが苦しむだろうというわけです。
満足げに見守っていたレジーナに、「あなたのおかげよ。私がだれなのか思い出させてくれてありがとう」と礼を言うマレフィセント。
***
マレフィセントの元を去ったレジーナは馬で眠りののろいを練習?実践?し、「死なんてスノウへの復讐としては甘っちょろいことをマレフィセントが教えてくれたわ。スノウが愛するものを奪わないとダメなのよ」と、改めてランプルに魔法を学びたいと申し込みます。
現在のストーリーブルック
エマは両親がレジーナをスパイとして送り込んだことに驚き、大反対しますがあとの祭り。レジーナはすでに3魔女の仲間に入ろうと奮闘していました。信頼を得るため夜通し酒を飲んだりパトカーを燃やしたり、バカ騒ぎに付き合ったのです。
しかし、信頼を得るどころか「情報を探っている」ことはバレバレ。それでもランプルは「レジーナは使えるかもしれない」と、仲間に引き入れることに興味を示します。
翌朝、いささかバテぎみのレジーナにマレフィセントはアスピリンを手に訪れ(アスピリンってとこが現実味ありすぎで笑える)、「今夜、あなたにしっかりしててもらわないと困るからね。あなたは私たちと同じものを探してるの。作者よ」と計画を打ち明けます。
魔女たちのもくろみを知ったレジーナは、さっそくデイビッドたちを図書館に呼んで話します。それは、作者を探し出し、ヴィランが勝利してヒーローが負けるように書き換えさせることでした。そして今晩、その「手がかり」をレジーナに盗ませようとしているのだと言います。
レジーナがその計画に「乗った」と聞いてエマは「わかった、じゃああたしも乗った」とレジーナを驚かせます。
この回のエマの帽子がかわいい(*´▽`*) |
「あたしもマングース作戦(おとぎ話の絵本の作者を見つけ出す作戦)の仲間なんだから協力する。何を計画してるんだか知らないけど、あたしも行く」と言い張るエマに、レジーナは首をふりつつ承知します。
(このときの「何があってもあなたをサポートする」的な、怖いもの知らずなエマの態度、すごく男前で好きです)
「手がかり」
その晩、レジーナはマレフィセントと2人、クルエラの車に乗り込み(自動運転できるようにクルエラが呪文をかけてたのがかっこいい)、エマはトラックであとをつけます。
行き先はなんと、マルコ(=ジェペット)の家でした。
「こんなところ、粘着テープくらいしかないわよ」と苦笑するレジーナですが、マレフィセントのねらいはピノキオ。
「もう試したけど、あの子は何も覚えてないわよ」と言うレジーナに、「聞き方が甘いんじゃないの。悪い魔女だってことを証明したかったら、あの子を盗んで来なさい」とピシャリ。(「盗む」って…完全にモノ扱い(^^;)
ためらいつつもマルコとピノキオに魔法をかけて眠らせ、いざ、というところであとをつけてきたエマが現れ、ピノキオの誘拐に反対しますが、レジーナは「私が守るから大丈夫」と説き伏せて連れ出します。
眠るピノキオを抱いて出て来たレジーナに満足げなマレフィセント。
携帯のGPSで追跡するつもりだったエマは、レジーナが携帯を捨ててしまったことに気づいて愕然とします。
ベルとダガー
一方、グラニーの店でウィルとデート中のベルのところにフックが現れ、「魔女たちはランプルのダガーをレジーナに盗ませようとしているのかもしれないから、別の場所に隠そう。宝物を隠すのは海賊にまかせておけばいい」と提案します。
なんでフックの言うがままに行動するのかわからないけど、ベルはダガーを隠し場所から取り出し、フックに渡そうとしますが、「なんだかとってもイヤな感じがするの。ランプルがもうここに来てたとしたら、このダガーだけが私を守ってくれるのよ」とためらいます。
「確かめたいなら、ダガーで召喚したらいい。もしヤツが町の中にいるとしたら、ここに来るしかないだろう」と言われて試しますが、やはりランプルが現れることはなく、ベルはフックにダガーを渡して去って行きます。
ベルが視界から消えると、フックはニヤリとしてランプルに姿を変える(変える、というか戻る)のでした。
(最初に観た時は驚いたと思うけど、15話を見直す前にアメブロに以前書いた「15話までの感想メモ」を読んでたので今回は驚きませんでした)
いったんゴールドの姿に戻ったあと、またフックに化けて店に戻り、ベルと「このことはお互い一切口外しないことにしよう」と約束。
ついでに(?)ウィルとの関係はシリアスなのか、ランプルのことはもう吹っ切れたのかと聞いてしまうフック(の皮をかぶったランプル)。
「ランプルのあと、自分で言うとおりの人(=つまり単純な人?)といっしょにいるのってすごくラクなの。ランプルを完全に吹っ切ることなんてできるのかどうか、わからないわ。でも、今はウィルが私を笑わせてくれるの(I don't know if I can ever be over him. But for now, Will makes me smile.)」
それを聞いて嬉しいよ、とフック(ランプル)は言って店を出ると、さっそく携帯で(ウィルと?)楽しそうに話すベルを窓ごしにさびしく見つめるのでした。
自業自得かもしれないけど、切ない(;_;) |
"Welcome back"
マレフィセントはレジーナをMr.ゴールドの小屋に連れて行き、そこでゴールドがレジーナの前に姿を現します。
「外の世界で自分のことをいろいろ学んだよ。きみは正しかった。ときに人はどん底まで落ちないと光を見ることができないものだね(Sometimes you need to fall very far to finally see the light.)」
「じゃあ私と同じ結論に達したのね。作者を見つけないとハッピーエンドは得られないわ。そういう意味で私たちは同志ってことね」
そこに眠ったままのピノキオが連れて来られ、ランプルが「じゃあこの子の助けを借りることにしよう」と、ダガーをかざすと…
かわいかったピノキオが、不精ヒゲのオーガストに変身(成長?)!
身に着けているものまで変わりました(笑)
「Welcome back, August. お帰り、オーガスト」と声をかけると目を開けたオーガストに、ランプルが「Now, shall we begin? じゃあ始めようか」とニヤリとするところで15話はおしまい。
***
前回ヘンリーがオーガストのかばんの中から見つけたページを調べてましたが、オーガストが復活?した今、そのことも直接聞ければ話は早いのですが…。(一度観たはずなのに、この先の展開を相変わらず覚えてません)
あとひとつ気になるのが、レジーナが携帯を捨ててエマが追跡できなくなるようにしてしまったこと、ピノキオを利用しようとするゴールドに「そこをどきなさい。Or have you gone soft?(←これ、どうもうまく日本語にできないんですが…甘ちゃんになったのか、とか、そんな感じの意味。魔女たちの仲間入りをしたはずのレジーナに対する挑戦的?皮肉?な言葉とも言えるかな)」と言われて「Never!(まさか!)」と即答し、「どうぞ」と言うばかりにピノキオへの道をあけたこと。
ゴールドがピノキオに何をしようとしてるのかわからないのにいいの?!
まさかレジーナ、作者を探して自分のハッピーエンドがほしいばかりに、悪の道に戻ってしまったの?と気になりました。
うわお…!じつはこの第15話の記事、14話をアップした翌日の2016年11月25日にすでに完成させてました!Σ(゚∇゚*)!! なぜか9ヶ月も放置してしまった…(´▽`;)
これからシーズン7の始まるまであと2ヶ月のあいだに、どのくらい過去エピソードを見直して記事を書けるかわかりませんが、できるだけアップしたいと思います。
シーズン4第16話に続く。
Posted on August 30, 2017
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ワンス・アポン・ア・タイムづくし
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久々の更新、ありがとうございます!最近ワンス記事に飢えてますので、早速突っ込ませていただきます。
返信削除この回のマレフィセント、ドラッグか何かでラリッてる様に見えますね。
日本語訳では「キノコのエキス」とか言ってましたけど。ワンスはディズニー系列だけど、その辺の描写実は結構有るんですよね。ピクシーダストを浴びるマルコムとか、レジーナが魔力復活させるのに魔法の本の呪文を吸い込む描写とか。明らかにドラッグの暗示です。マレフィセントがそんなに荒れるって、やっぱり原因は卵(子供)を奪われたからなんでしょうか?でもまだスノウも若いし、時期が合わない。ステファンに炎を奪われた、って説明も良く解りませんでした…よっぽどショックな事があったかな?位で。でもレジーナに「あんたも大事な者を奪われたのね」って共感した様だったから、何かあったには違いないんですが、その辺説明不足かな、と感じました。オーロラに呪いをかけたのも、八つ当たりに感じちゃったし。見せ方が悪いのかな?レジーナに焚きつけられて、ちょっと悪さしてみました、程度にしか見えなくて。もっとオーロラ親子との因縁とかあるはずなんですけどね。(でも余り描写がくどいと映画版「マレフィセント」になってしまう)
ベルの台詞、日本語だと「嘘をつかない人と居ると楽なの」ってなってて、凄い意訳だったんだな、と思いました。「忘れる事は出来ないけど」とも言ってたから、そこは救いですけど。
あの薔薇の花、やっぱりランプルが置いたのかな、ベルはウィルだと思ってたけど。真紅の薔薇(ガストン?)って所で解って欲しかったな。あとダガーで呼び出すシーン、日本では『ランプルシュティルツキン、ココへ来て三回回ってワン!と言え!』って命じたら、目の前のキリアンが「ワン!」とか言い出してバレるんじゃ?って話題になりましたよ(笑)あの一連のコリンの演技が、結構いつもと違ってて、観てる方は「あ、ランプルだよね」って解るんですけど、ダガーを受け取ってニヤリ、はやりすぎじゃないかな、直後のランプルの切なげな表情と合ってない気がしました。(それとも一瞬してやったり、と言う気分になって、更にそんな自分に嫌気がさしたのかな)店から出てきてベル見詰めてる顔が、もう自業自得なのに切なくてやるせない…のに!何で楽しげにオーガスト拷問始めるかな…色々この辺は、感情かき乱されすぎて、録画見返せません。
エデさん、コメントありがとうございます!
削除お返事が遅れてすみません。
確かにマレフィセントの過去についてはまだわからない部分がありますよね。そのあたりいつかやってくれるんですかねぇ。アンジェリーナ・ジョリーの映画みたいな背景があるのかなとかんぐっちゃいますよね。
ベルのセリフ、「ウソをつかない人」というのはうまい訳だなあと思います。じつはこのセリフ、端的な日本語にしにくくて、苦しまぎれにカッコ内に「つまり単純な人?」と書いてお茶を濁してしまったのでして。。。「ウソをつかない」って言っちゃうとただの正直者っていうニュアンスもありますけどね。
三回回ってワンって(笑)すごい発想ですね〜。
なんかランプルをバカにしてるみたいな気もしないでもないけど…てかコリンの演技が違ってましたか、じつはこれ、9ヶ月前に書いた文章をほとんどそのまま、エピソードそのものは見直さずにアップしてしまったのもありうろ覚えなんですが、確か私は最初観たときふつーにだまされちゃってたような気がします(苦笑)。
コリンの演技もですが、吹替えの声の演技の方かな?
返信削除例えばフック本人だったら別にそんなにダガーにこだわらないだろ、って所で必死だったり、店のシーンですかね。「俺は誓う」とか「君は変わったな」って言う辺りが、まあそーいう目で見てるからかもですが、あきらかにキリアンの台詞じゃないよね、って解るんですよ。(ながら見だった視聴者も、声だけで「ん?ランプル?」って解ったそうです)
なるほど〜。吹き替えの方の演技なんですかね。
削除コリン本人の演技がどうだったのか、見直さないと覚えてないですが…セリフそのものもランプルだったんですか、う〜む、ならなんでベルは不審に思わなかったんですかねぇ。いずれ見直したらそのへん気をつけてみます!