Once Upon a Time
Season 4 Ep. 14 "Unforgiven"
(NHKの邦題:マレフィセントの涙)
Air date: March 8, 2015 (USA)
空を飛ぶドラゴン?が今回のタイトル絵 |
シーズン4第13話〜帰還からの続き。
書いてるのは2016年11月下旬、シーズン6もすでに8話の放映が終わった時点。じつは14話については9月に書きかけて途中で中断してたのですが、2ヶ月経っただけですでに内容忘れて見直しました…(^^;
*以下、ネタバレありの感想とあらすじ*
過去のおとぎの世界
スノウとデイビッドがハネムーンから戻ると、城の門の前でガードが寝ているのを見つけ、「スリーピーをガードにしちゃダメだって言ったのに」とスノウが文句を言いますが(ちょっと笑える)、スリーピーだけじゃなくみんな寝てしまっていることに気づきます。
それはクルエラとアースラを従えたマレフィセントのしわざでした。
彼女たちによれば、レジーナがスノウたちの結婚式で「のろってやる」と宣言してたのは脅しではなかったと言います。「わたしの持っていた『暗やみののろい』を盗んだんだから」とマレフィセント。シーズン1の第2話での話ですね。
暗やみののろいは魔法の森すべてにかけられるため、自分たちにもとばっちりがかかるんだというわけです。
レジーナと暗やみののろいを打ち負かすには魔法の森の奥深くにある「知恵の木」に方法を聞くしかないこと、それには最も勇敢なヒーローが2人必要であること、そのためにスノウたちのところに来たんだと言う3人。
この3人を信用していいのか疑問に思いつつも、王国全土の危機が本当だとしたら選択の余地はない、と、いっしょに行くことを決心するデイビッドとスノウですが、道中こっそり抜け出し、2人で知恵の木のもとへ。
「どうやったら暗やみののろいを止められますか」と質問しますが、なぜか答えは得られず、拒絶されるかのように吹っ飛ばされてしまいます。
そこに追いついた3魔女は「どうして答えてくれなかったのだろう」と考えたあげく、スノウをよく見て「あなたが妊娠してるからだわ」とマレフィセントが結論を出します。
スノウのおなかの子は偉大なヒーローになる可能性もあるが、逆にこの世界のだれよりも大きな暗やみを持つヴィランになる可能性もあるのだとマレフィセント。
「私たちみたいになる可能性があるってことね」
マレフィセント、なんでそんなに物知りなの?というか、なぜ真実の愛の産物である子が大きな暗やみを持つ可能性があるのか、全く意味がわかりません(^-^;
その後、マレフィセントはひとりでスノウのもとに現れ、「自分も妊娠しているから、レジーナののろいを止めなければいけない。協力してのろいを止めましょう」と持ちかけます。
しかし、スノウは「自分がヒーローであることを妥協してヴィランのあなたと組んだら、子どもに悪影響があるかもしれないから、それはできない」と断るのでした。
現在のストーリーブルック
3魔女に子どもを取られる悪夢におびえるメアリーマーガレット。デイビッドと「自分たちのしたことをだれかが探り当てる前に彼女たちを追い出そう」と相談しますが、いったいどんな悪さをしたというのか…。
**
クルエラとアースラは、グラニーの店の前でフックとエマに出くわし、アースラはフックにあいさつ。そういえば2人ともおとぎの世界の住人でしたが、どういう知り合いなのか。
クルエラたちが次にMr.ゴールドの店へ行くと、ベルが店番をしていました。おとぎの世界で誘拐された(12話)ことをしっかり覚えているベルに対し「あら、そんなことあった?」と素っとぼけるクルエラがちょっと笑えます。
無駄口を叩きながら、アースラがこっそりとタコ足?を一本伸ばして箱を盗んでいました。それが目的だったんですね。
***
ヘンリーがおとぎ話の本で「作者」探しをしていると、レジーナがふと、一部のページがほかの部分と紙質が違うことに気づきます。
ヘンリーが「オーガストが、子どもの時ピノキオだったことをエマに知ってほしくて付け加えたんだよ」と言うのを聞いて、「彼がこの本をバラしたなら、私たちが知らないことを何か知ってるかも」と目を輝かせるレジーナ。
オーガストはもういないけどピノキオはいる、と、子どものピノキオに本を見せますが、当然ながら、ピノキオは何も覚えていません。
Facebookより |
じれて幼いピノキオにおどしをかけるレジーナに、ジェペットは「さんざん人のハッピーエンドを奪ったくせに、自分がハッピーエンドを得るにふさわしいと思うのか」と一喝。
た、確かに…。
そう言うジェペットも自分の息子を助けたくてウソをついたんだけど(つまりみんな自己中心的なんだけど)、息子に対する暴言が許せないのはわかります。
しかし、反省したレジーナが謝罪に現れると、ジェペットも気持ちをやわらげ、オーガストが持っていたかばんを差し出し「この中に何か役立つものがあるかもしれない」と協力的に。
***
クルエラたちの動向を見張っていたデイビッドとエマは、店から出て来た2人を追いかけつつ、ベルから「木の箱がなくなっている」と聞いて、クルエラの車を止めます。
デイビッドは車の中に箱を見つけますが、ふたを開けて中身を見たあと「何も見つからなかった」と言って2人を解放します。
なんだなんだ?と思ったら、なんとデイビッド、箱の中に入っていたものをこっそり取り出していました!(^^;
それはマレフィセントの持ち物でした。メアリーマーガレットにも見せ、「これを使ってマレフィセントをよみがえらせるつもりだったに違いない」という結論に至る2人。
図書館の地下にあるマレフィセントのなきがら(灰)を捨ててしまえば用がなくなってストーリーブルックから出て行ってくれるかもしれない、と、こそこそ準備していると。エマに見つかってしまいます。
やっぱりクルエラたちがあの箱を取って行ったのよ、捕まえよう、と提案するエマを両親はなだめ、彼らにも名誉挽回のチャンスをあげるべきだ、自分たちはハイキングに行って来る、とごまかします。
両親の態度の変わりようを不審に思いながらも引き下がるエマ。
***
図書館の地下で順調にマレフィセントの灰を見つけるデイビッドとメアリーマーガレットですが、そこに3魔女が現れて2人をノックアウト。
気絶した2人を前に、3魔女とともにランプルが立っていました。
ランプルは「わたしが関係してることはベルもこの2人も気づいてないだろうな」と確認し、「やるべきことはわかってるな」とクルエラに短剣を渡して去って行きます。
クルエラがデイビッドとメアリーマーガレットの手のひらを剣で切ると、痛みで目を覚ますデイビッドたち。
マレフィセントをよみがえらせる魔法に必要なのは、彼女を不当に扱った者の血だったのです。Mr.ゴールドの店から箱を盗んだのはデイビッドたちをおびき出すための策略に過ぎなかったらしい(ややこしいことするねぇ)。
魔女たちの思惑どおり、デイビッドたちの血を灰にたらすと、マレフィセントはぶじ復活。
「私を傷つけたらいい。でもデイビッドには手を出さないで」と懇願するメアリーマーガレットに、マレフィセントは「傷つけるだなんて甘すぎるわ。あなたが私にしたのと同じように、長く続くひどい痛みを味わわせてやる」と脅しますが、その場では何もせずに他の2人といっしょに去って行きます。
***
デイビッドたちは「これ以上ウソをつき続けられない、エマに全て話そう」と決心し、保安官のオフィスに向かいますが、そこではちょうどエマとフックが話し合っていました。
少し前、アーシュラとの出会いの経緯をごまかそうとするフックに不信感を抱いてしまったエマは、そのあとの両親との会話で「両親がウソをつくわけないのに、一瞬疑ってしまった」ことから、自分には「人の最悪なところを見ようとするクセがある」と気づかされた、と語ります。
「あたしも両親みたいに人のいちばんいいところを見るようにする」と、フックを信じることにしたエマ。
自分たちを信じ切っている娘の言葉を聞いてしまったメアリーマーガレットは、さすがに「ウソついてたと告白しに来た」とは言えなくなってしまいます。
そこで、マレフィセントが復活し、自分たちに危機が迫っていることだけを告げると、その理由を聞かれて「彼女たちは悪役で私たちがヒーローだからよ」と、ウソにウソを重ねてしまうことに…。
***
ヘンリーはオーガストのかばんから破り取られた絵本のページを見つけ、そこに「作者?」と書かれているのを見てにっこり。これが手がかりとなるか?!
ドアが描かれたこのページを、なぜオーガストが破り取ったのかは謎。 彼も作者を探していたってことかな? |
一方、ランプルは店の向かい側から、店内にいるベルの姿をやさしく見守りますが、ベルと男(ウィル)が微笑み合ってキス(!)するのを見てしまいますΣ(゚∇゚*)!!
***
夜の闇にまぎれてレジーナとこっそり落ち合うメアリーマーガレットは、「彼女たちは私たちのハッピーエンドをめちゃめちゃにしようとしてるの。もとは同じヴィランなんだから、仲間のフリをして探りを入れてほしい」と依頼(!!!)。
「かつてあなたの秘密を守れなかった私だけど、私の秘密を守ってくれる?特にエマには絶対に知られたくないことなの」と、なぜ魔女たちが自分たちを破滅させようとしているのか、理由を語り始めるメアリーマーガレット。
エマは大いなる暗やみの可能性を持って産まれたのだという告白を聞いて、「エマは救い主だし、ライトマジックを使えるじゃない」とレジーナは半信半疑。
それはデイビッドと自分が必死で守ったからだ、とメアリーマーガレットは言います。
しかし、ようやく心を開き始めたエマが真実を知ってしまうと、自分たちへの信頼を失い、暗い道を転がり落ちて行ってしまう可能性があるのだと。
いったいどんなことをしたって言うの?と聞かれて「私たちのせいでマレフィセントは子どもを失ったの」と答えるところで14話は終わりです。
***
それにしても、デイビッドとスノウがウソついたりコソコソ立ち回ったり、なんだかおよそ彼らのキャラらしくないことするのが落ち着きません(^^;
彼らにはこのドラマの良心であってほしかった…まあ別に、悪人というわけじゃないし、メアリーマーガレットの心に闇が入り込んだことはこれまでにもありましたけども…。
シーズン4第15話に続く。
Posted on Thu, November 24, 2016
(アメリカは感謝祭!)
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ワンス・アポン・ア・タイムづくし
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丁度今日、この辺を録画観ていた所です、ベストタイミングの更新ありがとうございます!改めて観てても、色々心痛むんですが(涙)
返信削除真実の愛の結晶であるエマが闇に堕ちる危険と言うのは、それだけ無垢な魂は、免疫が無いから闇に染まり易いという事かなあ、と思いました。臆病ランプルやお坊ちゃまキリアンが容易くヴィランになったみたいに。(原因や成り行きはそれぞれ違っても、そう考えると基本ワンスキャラは素直ないい人なんだなあ…曲がるべくして曲がった、というか誰でもどちらにも傾く可能性がある)
そう、デヴィッドやメアリーが余りにも「らしく」無いので、この辺の話は苦手です。ヴィランと組んだら子供に影響する?って答えも疑問です。だってS1からして、一番最悪のヴィランの予言に頼ったのは誰でしたか?と。(その後考え直して「子供の為なら何でもしなきゃ!」ってなったんですかね?)同じ母親としてのマレフィセントの申出を断るだけでもスノウ酷い!と思ったのに…むにゃむにゃ。
ベルの扱いも何だか違和感。
店に来たクルエラ達に『いい気味だと思ってるんでしょ?』と言われて『彼が傷ついて、私が嬉しい訳無いわ!』って答えてるのに(一応心配はしてるんですよね)ランプルが『何か言ってたか?』って聴いた時は『名前も出さなかった、もう乗越えたんじゃなくて?』ってのは…わざと意地悪したんでしょうか?こんな短いシーンでも、凄く堪えた様なランプルの表情凄い。そして店の中に他の男が?って時は、もう観てられない位ショックなのが解って辛いですね。
ドラマ的に、他の場所じゃ駄目なんでしょうけど「ゴールドの店」に引き入れるのだけは、やめて欲しかったりしましたよ、ベル…(号泣)
ある意味、自宅よりも図書館よりも、そこは夫婦のプライベートスペースなんだから!そりゃあ、もう二度と帰って来ない(と思われている)夫を待ち続けろ、とは言いませんが、早すぎる!自業自得とは言え、まだ数週間(一ヶ月位?)なんですよ?流石にそれは!と退きました。
失恋ショックは12話で十分だし、ベルに別の相手が居るのを発見してショック受けるシーンにしても、完全ラブラブじゃなくて、一見ラブシーンでも実はウィルの方から一方的に来られて、ベルも急でビックリだけど、イヤじゃない…位の軽いシーンにして欲しかった。(あっさり「愛してない」ってオチにする位なら、そっちの方がまだ救いがあった)あのまま店に泊り込んでそうな雰囲気が、物凄くイヤなんです。まあこれは日本人的感覚かもしれませんが。でもベルにしては軽すぎると思うの…。スタッフは当時「失恋のリバウンドだよ」発言をしてましたが、それは余りに現代的な発想です。一応ベルだっておとぎ世界の人なのになあ。
確かに何も夫の店でいちゃいちゃしなくても…って思いますよね。
削除まあベルはまさかランプルが戻って来てるとは夢にも思ってないわけですが…
それにしたって、あまりのスピードにビックリしますよね。
ランプルを失ったからと言って(自分が追い出したんだけど)「笑わせてくれる人」がそんなに必要なのだろうか…不自然すぎです。
あれれ?
返信削除目次から入ろうとするとサーバーみつかりません、ってエラーが??
またコメント(一度反映したもの)が消えてますし。
実はこの記事をアップしたあとパソコンがハッキングされまして、スキャンしたりアップデートしたりバタバタしておりました(^^;
削除サーバーみつからない、というエラーの意味はわかりませんが、コメントはスパムに入っちゃってたのでスパム解除しました。