Once Upon a Time S1E1-5
シーズン1・第1話その4〜ストーリーブルックの住人たちからの続き。
ストーリーブルック〜エマとヘンリー
エマはメアリー・マーガレットの言うとおりヘンリーを海辺の「お城」で見つけ、「あたしの車にこれ忘れてったわよ」とおとぎ話の本を返します。
おとぎ話の本に書いてあることをすべて現実に起こったことだと信じるヘンリーは、アーチーはジミニー・クリケット、レジーナは悪い女王、そしてエマは白雪姫の娘だと信じているのですが…
ヘンリーは「あなたを連れてきたら最後の戦争がはじまって、なにかが変わると思ったんだ」とくやしそう。
エマが「戦争なんてしないわよ」と言うと「するんだよ。あなたがここにいるのは運命なんだ。ハッピーエンドを取りもどしてくれるはずなんだ」と必死のヘンリー。
エマはさすがに「絵本の話はやめてくれる」と話を切り上げようとしますが、ヘンリーは動じません。
「そんなトゲトゲしなくてもいいよ、ぼくのこと好きなのわかるもん。ぼくを見ると罪悪感を感じるから避けようとしてるだけでしょう?ぼくを養子に出したのはぼくのためを思ってのことだったのもわかってる。白雪姫がエマを手放したのと同じ理由だ」
ヘンリーは、エマのことはなんでもわかってるような目をします。
「あたしは絵本の登場人物じゃないし、救い主でもなんでもないけど、あんたはひとつだけ当たってる。あんたに最高のチャンスをつかんでほしかった。それには私といっしょじゃ駄目なの」
エマはそう言って、レジーナのところへ連れて行こうとしますが、いやがるヘンリー。
「ぼくをあそこに連れ戻さないで。1週間でいいからぼくといっしょにいて。そしたらぼくの頭がおかしいわけじゃないってわかるよ」
困ったエマが「お母さんのところへ連れて行かないと」と言うと、ヘンリーは「エマにはぼくの人生がどれだけ最悪かわからないんだ」となおも食い下がります。
するとエマは「私の両親なんて、病院まで連れて行くことさえめんどうがって道ばたに捨てていったのよ」と、子ども相手に自分の最悪人生を語り、涙ぐみます。親に捨てられたことがかなりのトラウマになってるようです。
しかしヘンリーも負けてない。
次のせりふが私はそうとう気に入ってます。
「道ばたに捨てたんじゃないよ。たまたまそこに出てきただけだ。タンスを通って出てきたところが道ばただったんだ。エマの両親は、エマをのろいから守ろうとしてたんだよ」
ヘンリーは大マジメなんですが、もちろんエマは信じません(^^;)
実際ヘンリーの推理(?)のとおりなんですけど、現代でこんなことを言ったらバカバカしいと一蹴されるか、頭がおかしいと思われるしかないでしょう。
再びいやがるヘンリーを家に送り届けたエマは、ふとレジーナにもらします。
「昨日は私の誕生日だったの。自分で買ったカップケーキにロウソクをともして『誕生日をひとりで過ごさなくてもいいように』とお願いしたら、ヘンリーが現れたの」
ところがレジーナの反応は冷ややかなものでした。
「カンちがいしないでほしいの。この10年間、あの子のおむつを替えたのも、熱を出したとき介抱したのも私。あなたはあの子を生んだかもしれないけど、ヘンリーの母親はこの私よ。
あなた、クローズド・アダプション(*)をわかってる?あなたが望んだことよ。あなたには法的権利は何もないの。だからさっさとこの街を去りなさい。さもないと、何がなんでもあなたを破滅に追い込むわよ。さようなら」
*クローズド・アダプション(closed adoption)=生みの親の記録は封印されるシステムで、お互いに干渉できない。詳細は英語のウィキでどうぞ→https://en.wikipedia.org/wiki/Closed_adoption
いどむように言って立ち去るレジーナの背中に、エマは声をかけます。
「あなた、あの子を愛してる?」
ふいをつかれて驚いたレジーナですが「もちろん愛してるわ」と答え、ドアを閉めます。
エマはもともとヘンリーと連絡を取り続けるつもりはなかっただろうし、ヘンリーが「養母に愛されていない」と感じるのもよくあるミスコミュニケーションのせいだ、と、あまり本気にしてなかったんだろうと思いますが、ここに至って「何かおかしい。ヘンリーの言うことにも一理あるのかも」と感じたのかもしれません。
一方、部屋でフテ寝するヘンリー。
ヘンリーの部屋のライトにはエマの苗字「スワン」を暗喩するような白鳥のシルエットが浮かんでいるのが興味深い。
最初に見たときは見過ごしていた、このような「イースターエッグ(隠されたメッセージ)」があちこちに散りばめられていて、あとで見直したときに見つけるのも『ワンス・アポン・ア・タイム』の楽しみのひとつです☆
(イースターエッグ特集もいつか書きたいと思います)
そのあいだにレジーナはヘンリーの目を盗んでこっそり絵本を持ち出します。
*
メアリーマーガレットがボランティアをしている病院には、こん睡状態のチャーミングが身元不明者として入院していました。(やっぱり生きてた)
*
レジーナに違和感を覚えたせいか、結局ストーリーブルックにしばらく残ることにしたエマは、グラニー(おばあちゃん)のB&Bに一週間だけ泊まることにします。
名前を聞かれて「エマ・スワン」と答えると、背後から「エマ?」という声。
感慨深げに「なんてすてきな名前なんだ」と言ってにっこり(ニタリ?)とする紳士。
それは町の実力者、Mr.ゴールド(ランプルのストーリーブルックでの姿)でした。
ランプルのときは気持ち悪くて怖いけど、Mr.ゴールドになると急にダンディになるのね(^^;)
ラストは、ヘンリーが見つめる先の時計台がカチッと動き出し、にこっと微笑むヘンリーの笑顔。
時間が止まっているはずのストーリーブルックで、なにかが動き出しました。
シーズン1・第2話その1に続く
ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1もくじ
DlifeでまたS1放送してるので、何だかんだ言いつつ見てます。録画してあるんですけどね。
返信削除1話は皆さん、イメージ違いますね!
ヘンリー小さくて可愛いし、エマもクリクリパーマだし、レジーナ髪短いわ!ショートヘアの方が好きだったかも。保安官も懐かしい。そしてゴールドさん、チェック柄のシャツはこの回だけですよね!なんだか違和感。
『素敵な名前だ』とか言われたいです~!スタッフ設定では、この時記憶が戻ったって事らしいですが、最初から28年間記憶あったのにすっとぼけてる、方が「らしい」かも?
わかります(笑)。好きな映画のDVDとか持ってるくせ、テレビでやってると見ちゃうのと同じですよね〜。
削除てか、またS1放送してるんですか〜。どうせならS3まで続けて放映してほしいですね。もちろんS4までやってくれたら申し分ないですが。
ほんとに1話を見直すとイメージ違いますよね〜。
エマとレジーナは髪型以外の外見はあまり変わらないですが。
そんなスタッフ設定があったとは知りませんでした。てっきり最初から記憶あったのかと。でもそうだとしたら、どうしてかなとは思ってました。
イースターエッグ?かどうか解りませんが、隔しネタで発見したのは
返信削除エマの車が町を走るシーンで、庭先にティンカーベルの風車(羽と手足が回る)・アーチーの愛犬ポンゴ(ダルメシアン)・牢で目覚めたエマの隣で口笛吹くリロイが「ハイホー」あと、確かおとぎ世界の子供部屋にミニーらしき人形が。一瞬しか映りませんけど。
1話ではコレ位ですが、結構頻繁に出てきますね、隠れミ○キーとか。